ツヴァイ(2417 東証二部)

2014/11/14

15 年2 月期上期は新規入会者数の減少により減収減益決算
高付加価値商品の推進やパーティ・イベント事業等で巻き返しを図る方針

業種:サービス業
アナリスト:柴田 郁夫

◆ 結婚相手紹介サービス業界の最大手
・ツヴァイ(以下、同社)は、「データマッチング型」の結婚相手紹介サー ビス事業(以下、主力事業)を展開しており、主力事業における会員数 約34,000 人は業界トップクラスの規模を誇っている。
・イオングループであること、上場企業であること等が、同社のブランド力 を高めており、会員獲得における優位性につながっている。

◆ 15 年2 月期上期決算は減収減益
・15/2 期第2 四半期累計期間(以下、上期)決算は、売上高1,898 百万 円(前年同期比9.4%減)、営業利益74 百万円(同21.6%減)と同社の 期初予想を下回り、減収減益となった。
・新規入会者の減少により「入会金売上」が落ち込んだことが大きく影響 した。一方、注力するパーティ・イベント事業及びウェディング 事業で構成される「その他」の売上高はほぼ横ばいを確保した。

◆ 15 年2 月期は増収増益を見込む
・同社は15/2 期について、期初予想を据え置き、売上高4,200 百万円 (前期比1.8%増)、営業利益310 百万円(同14.8%増)と増収増益を予 想している。
・証券リサーチセンター(以下、当センター)では、15/2 期上期の実績を 踏まえ、前回レポート(14 年5 月9 日発行)の業績予想を減額修正した。 新規入会者の前提を引き下げたことにより、売上高4,000 百万円(前期 比3.0%減)、営業利益200 百万円(同25.7%減)とした。

◆ 中期業績見通し
・当センターは、15/2 期上期の実績を踏まえ、前回レポートの中期業績 予想も減額修正した。17/2 期までの成長率は、売上高が年率0.2%、営 業利益が同-2.4%と予想する。
・主力事業は伸び悩むとみているが、足元で好調なパーティ・イベント事 業やウェディング事業が同社の中期的な業績を支えるものと予想する。

>>続きはこちら(1.06MB)

一般社団法人 証券リサーチセンター
資本市場のエンジンである新興市場の企業情報の拡充を目的に、アナリスト・カバーが少なく、適正に評価されていない上場企業に対して、中立的な視点での調査・分析を通じ、作成されたレポートです。