IBJ(6071 東証JQS)

2014/10/17

14 年12 月期上期は会社予想を上回る増収増益決算
複合型の婚活事業モデルによる会員基盤の拡大が業績を牽引する見通し

業種:サービス業
アナリスト:柴田 郁夫

◆ ネットとリアルを融合した複合型の婚活サービスを展開
・IBJ(以下、同社)は、日本最大級の婚活サイトや結婚相談ラウンジ の運営の他、全国の結婚相談所をシステムでネットワーク化するなど、 ネットとリアルを融合した複合型の婚活事業を展開している。
・幅広い集客チャネルにより獲得した会員数は約28 万人と国内最大規 模を誇る。

◆ 14 年12 月期上期は会社予想を上回る増収増益決算
・14/12 期第2 四半期累計(以下、上期)決算は、売上高が前年同期比 26.6%増、営業利益が同58.8%増と同社予想を上回る大幅な増収増益 となった。
・幅広い集客チャネルが相互に機能したことや、ブランディングを目的と した広告宣伝による認知度向上等により、会員基盤が拡大したことが 業績の伸びに貢献した。

◆ 14 年12 月期通期も引き続き好調な業績が持続する見通し
・14/12 期の業績予想について同社は、期初予想を据え置いており、売 上高は前期比18.5%増、営業利益は同20.1%増を見込んでいる。
・証券リサーチセンター(以下、当センター)では14/12 期の業績予想に ついて、14/12 期上期の実績や足元の状況等を踏まえて、前回予想 (14 年1 月)の売上高予想を増額修正する一方、利益予想を据え置い た。売上高、営業利益ともに同社予想を上回る水準を見込んでいる。

◆ 中期業績予想
・当センターでは、中期業績予想についても前回予想を増額修正すると ともに、新たに16/12 期の業績予想を策定した。
・既存事業における会員基盤の拡大が同社の中期的な業績の伸びを牽 引すると想定し、16/12 期までの成長率は売上高が年率19.6%、営業 利益が同28.3%と予想している。
・但し、会員基盤を活かした新事業創出や婚活事業の海外展開など、 事業領域の拡大が業績の上振れ要因となる可能性も考えられる。


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一般社団法人 証券リサーチセンター
ホリスティック企業レポート   一般社団法人 証券リサーチセンター
資本市場のエンジンである新興市場の企業情報の拡充を目的に、アナリスト・カバーが少なく、適正に評価されていない上場企業に対して、中立的な視点での調査・分析を通じ、作成されたレポートです。

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