日本管理センター (3276 東証一部)

2014/10/17

賃貸物件一括借上げのサブリースを主力にSSL で差別化
ストックの順調な積み上げとイーベスト事業の拡大で事業ポートフォリオに厚み

業種:不動産業
アナリスト:馬目 俊一郎

◆ 賃貸物件一括借上げのサブリースが主力
・日本管理センター(以下、同社)は、不動産オーナーから賃貸物件を一 括で借り上げ、一般入居者に転貸するサブリースを主力事業としている。
・同社のビジネスモデルは、サブリース戸数の積上げによるストックビジネ スと考えられる。

◆ 14 年12 月期上期決算は32.5%営業増益
・14/12 期第2 四半期累計(以下、上期)決算は、売上高が前年同期比 12.9%増の148.7 億円、営業利益は同32.5%増の7.7 億円であった。サブ リース戸数の積上げで不動産収入が成長を牽引したほか、期中平均入 居率の上昇とイーベスト事業の寄与で、営業利益率は前年同期比0.7% ポイント上昇し5.2%となった。

◆ 14 年12 月期は26.9%営業増益を計画
・上期がほぼ想定内だったことから、同社は期初の通期計画を据え置き、 14/12 期は売上高が前期比14.2%増の306.6 億円、営業利益は同26.9% 増の13.0 億円を見込んでいる。

◆ 証券リサーチセンターは14 年12 月期を32.6%営業増益と予想
・証券リサーチセンターも従来の業績予想を継続し、14/12 期は売上高が 前期比13.2%増の304.0 億円、営業利益は同32.6%増の13.6 億円を予 想する。

◆ 東証一部指定記念配で期初の配当計画を増額
・同社は東証一部指定を受け、14/12 期の配当について期初の配当計画
に記念配5 円を上乗せし、年40 円配とすることを公表した。

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一般社団法人 証券リサーチセンター
資本市場のエンジンである新興市場の企業情報の拡充を目的に、アナリスト・カバーが少なく、適正に評価されていない上場企業に対して、中立的な視点での調査・分析を通じ、作成されたレポートです。