メディアフラッグ(6067 東証マザーズ)

2014/10/03

14 年12 月期上期は買収効果等により増収となるが不採算子会社の影響で減益
14 年12 月通期業績は大幅な増収並びに営業利益の微増を見込む

業種:サービス業
アナリスト:柴田 郁夫

◆ 店舗及び店頭に特化したマーケティング支援を展開
・メディアフラッグ(以下、同社)は、覆面調査や店頭販促など、店舗及び 店頭に特化したマーケティングを支援する業務を展開している。
・流通に関わるノウハウの高さに加えて、独自のマーケティングシステム や全国に組織化した調査員約19 万人等を武器として、大手流通及び 飲食チェーン、消費財メーカーからの受注件数を伸ばしてきた。アジア を軸とした海外展開や事業再生事業にも意欲的に取り組んでいる。

◆ 14 年12 月期上期は増収ながら減益決算
・14/12 期上期決算は、売上高が前年同期比111.6%増と同社予想を上 回る大幅な増収となるが、営業利益は同8.5%減と増益を見込んでいた 同社計画を下回った。
・事業再生事業の開始に加えて、営業支援事業における買収効果や好 調な受注の伸びが増収に寄与したものの、不採算子会社の影響や想 定外の一時的な費用計上が利益の足を引っ張った。

◆ 14 年12 月期は大幅な増収並びに微増益を見込む
・14/12 期の業績予想について同社は、売上高を増額修正する一方、利 益を減額修正した。売上高が前期比92.1%増、営業利益が同1.1%増 と大幅な増収、並びに営業利益の微増を見込んでいる。
・証券リサーチセンター(以下、当センター)でも14/12 期の業績予想に ついて、14/12 期上期の実績や足元の状況等を踏まえて、前回予想 (14 年1 月)を修正し、同社予想と同水準を見込んでいる。

◆ 中期業績予想
・当センターでは、中期業績予想についても前回予想を増額修正すると ともに、新たに16/12 期の業績予想を策定した。
・海外を含め、好調な需要拡大が見込める営業支援事業及び流通支援 事業が同社の成長を牽引し、16/12 期までの予想成長率は、売上高が 年率35.8%、営業利益が同15.4%と見込んでいる。

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一般社団法人 証券リサーチセンター
資本市場のエンジンである新興市場の企業情報の拡充を目的に、アナリスト・カバーが少なく、適正に評価されていない上場企業に対して、中立的な視点での調査・分析を通じ、作成されたレポートです。