ネオス (3627 東証一部)

2014/08/22

携帯電話端末向けソリューションを提供、スマートフォン向け売上高の伸長続く
15 年2 月期は、3 期ぶりの営業増益を目指す

業種:情報・通信業
アナリスト:松尾 十作

◆ 携帯電話端末向けソリューションを展開
・ネオス(以下、同社)は、携帯電話端末向けソリューションを幅広く提供し ている。顧客ニーズに対応して保有する技術やノウハウを提供するソリュ ーション事業と、ソフトウェア、コンテンツ、ASP サービス等を展開している プロダクト&サービス事業を営んでいる。

◆ 14 年2 月期決算は期初の会社予想を大きく下回る
・14/2 期決算は、売上高7,277 百万円(前期比10.0%増)、営業利益160 百万円(同49.6%減)で、同社の期初予想に対する達成率は、売上高で 99.7%、営業利益で38.1%であった。
・利益の大幅な未達は、ソリューション事業において、大型の不採算プロ ジェクトが発生したためである。

◆ 15 年2 月期の営業利益は大幅回復を見込む
・15/2 期について同社は、売上高6,600 百万円(前期比9.3%減)、営業利 益300 百万円(同87.3%増)を見込んでいる。売上面では主に14/2 期に 売上計上されたハードソリューションの売上を見込まず、利益面では不 採算プロジェクトがないと想定している。
・当センターの業績予想も、同社予想と同じ水準を見込んでいる。売上総 利益率は不採算プロジェクトが終了したことから回復を見込み、販売費 及び一般管理費は営業支援費の縮小を見込んだ。

◆ 投資に際しての留意点
・配当政策は、安定した配当を実施するとしている。業績が低迷した13/2 期及び14/2 期も、1 株当たり配当金は期初予想通りの年4.5 円(株式分 割調整後)であった。15/2 期以降も、年4.5 円配が続くと予想する。

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一般社団法人 証券リサーチセンター
資本市場のエンジンである新興市場の企業情報の拡充を目的に、アナリスト・カバーが少なく、適正に評価されていない上場企業に対して、中立的な視点での調査・分析を通じ、作成されたレポートです。