システムインテグレータ(3826 東証一部)

2014/06/06

独立系中堅のソフトハウスで、パッケージソフトウェアを自社開発し、販売
15 年2 月期は不採算案件がなくなることを想定し、大幅増益へ

業種:情報・通信業
アナリスト:松尾十作

◆ 独立系中堅のパッケージソフト会社
・システムインテグレータ(以下、同社)は、電子商取引サイト構築ソフトや 基幹業務システムソフトを中心としたパッケージソフトを自社開発し、販売 及び保守を行なっている。

◆ 14 年2 月期は3 期連続で過去最高の売上高及び利益を更新
・14/2 期は3 期連続で過去最高の売上高及び利益を更新し、前期比 33.7%増収、6.4%営業増益であった。
・Web-ERP パッケージ関連が増収に貢献した一方で、不採算案件の発生 により、売上総利益率が前期比5.8%ポイント低下し、売上高営業利益率 も同3.1%ポイント低下した。尚、14 年1 月に東証マザーズから東証第 一部に上場市場を変更した。

◆ 15 年2 月期も増収増益へ
・15/2 期業績について同社は、前期比2.4%増収、4.2%営業増益を見込 んでいる。14 年5 月の本社移転、14 年夏の大阪支社移転予定など間 接費で50 百万円程度の増加を想定している。
・証券リサーチセンター(以下、当センター)では、4.1%増収、20.4%営業 増益を予想する。14/2 期同様にWeb-ERP パッケージ関連が増収に貢献、 また不採算案件がなくなると想定したためである。

◆ 投資に際しての留意点
・同社は業績連動型の配当を実施しており、今後も目標配当性向30%を 継続する意向である。
・当センターでは15/2 期の配当を18 円、16/2 期以降も増配を予想する。 株主優待、夜間の株主総会及び懇親会開催などから、株主を重視する 経営スタンスであることが伺える。

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一般社団法人 証券リサーチセンター
資本市場のエンジンである新興市場の企業情報の拡充を目的に、アナリスト・カバーが少なく、適正に評価されていない上場企業に対して、中立的な視点での調査・分析を通じ、作成されたレポートです。