アライドアーキテクツ(6081 東証マザーズ)

2014/04/04

業種:サービス業
アナリスト:馬目俊一郎

1.会社の概要
・アライドアーキテクツ(以下、同社)は自社開発のマーケティングプラット フォーム「モニプラ」を介して、自社サイトやFacebook などのSNS を媒体 に顧客企業のB to C マーケティングを支援している。
・同社のビジネスモデルはモニプラの顧客企業数積み上げを基盤に、モ ニプラを介して行われるキャンペーン数の伸びが成長を牽引している。

2.財務面の分析
・大規模会員を擁するFacebook と連携したモニプラfor Facebook の投入 で会員ユーザーの獲得が進み、同社は12/12 期から成長ステージに入 ったと考えられる。

3.非財務面の分析
・同社のビジネスモデルにおける特徴は、情報拡散力の強いSNS を媒体 にインターネット広告やリサーチ、CRM( Customer Relationship Management)をワンストップで顧客企業に提供可能な点である。

4.経営戦略の分析
・同社の成長戦略は、他社との提携やサービス拡充によるモニプラの「継 続成長」と、ビッグデータ領域参入による「事業進化」、アジアを中心とし た「海外展開」である。

5.業績見通し
・14/12 期について同社は、売上高が前期比47.8%増の25.1 億円、営業 利益は同23.7%増の4.0 億円を見込んでいる。開発要員や営業人員の 拡充による先行投資負担は避けられないものの、モニプラfor Facebook 等の伸長による増収効果で固定費負担増を吸収する構えである。
・証券リサーチセンターはモニプラfor Facebook 等の伸長を見込み、14/12 期は売上高が前期比46.9%増の25.0 億円、営業利益は同38.9%増の 4.5 億円を予想する。

 

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一般社団法人 証券リサーチセンター
ホリスティック企業レポート   一般社団法人 証券リサーチセンター
資本市場のエンジンである新興市場の企業情報の拡充を目的に、アナリスト・カバーが少なく、適正に評価されていない上場企業に対して、中立的な視点での調査・分析を通じ、作成されたレポートです。

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