リブセンス（6054 東証一部）

求人情報と賃貸情報を主力とした成功報酬型のインターネットメディアを運営
既存事業強化と新領域参入及びM&A 戦略が柱の中期経営計画を公表

業種：サービス業
ｱﾅﾘｽﾄ：馬目俊一郎

◆ 成功報酬型のインターネットメディアを運営
・リブセンス（以下、同社）は広告料や送客手数料を収益源とする成功報 酬型のインターネットメディアを運営している。
・既存事業強化と新領域参入及びM&A 戦略が柱の14/12 期～18/12 期 中期経営計画を公表し、18/12 期の数値目標は売上高400 億円、営業 利益120 億円を掲げている。

◆ 13 年12 月期は求人情報メディアの拡大で40.1%営業増益
・13/12 期は売上高が前期比88.0％増の42.5 億円、営業利益は同40.1％ 増の15.8 億円であった。サービス導入企業数の拡大と値上げ効果で広 告宣伝費及び人件費の増加を吸収した。

◆ リブセンスは14 年12 月期の営業増益を23.1%増と予想
・14/12 期について同社は、売上高が前期比56.2％増の66.4 億円、営業 利益は同23.1％増の19.5 億円を見込んでいる。事業基盤強化に向けた 人件費及び広告宣伝費の増加を既存事業の伸長による利益増で吸収 する見込みである。
・証券リサーチセンター（以下、当センター）では14/12 期について売上高 が前期比33.7％増の56.9 億円、営業利益は同30.7％増の20.7 億円を 予想する。

◆ 投資に際しての留意点
・同社は株主への利益還元を経営課題と認識しているものの、次の成長 ステージに向けた内部留保を優先してきた。中期経営計画においても株 主還元への言及が無いことと、14/12 期～15/12 期は投資先行が予想さ れるため、当センターは無配継続を予想する。

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