日本管理センター(3276 東証二部)
2014/03/07
賃貸物件一括借上げのサブリースが主力事業
既存ビジネスの深化と新規ビジネスへの挑戦で16/12 期にかけて利益倍増を目指す
業種:不動産業
アナリスト:馬目俊一郎
◆ 賃貸物件一括借上げのサブリースが主力事業
・日本管理センター(以下、同社)は、不動産オーナーから賃貸物件を一 括で借り上げ、一般入居者に転貸するサブリースを主力事業としている。
・同社は14/12 期~16/12 期中期経営計画を公表し、既存ビジネスの深化 と新規ビジネスへの挑戦で16/12 期には経常利益が13/12 期比2 倍の 21 億円を目指している。
◆ 13 年12 月期はサブリース戸数の増大で18.4%営業増益
・13/12 期は売上高が前期単体比14.0%増の268.4 億円、営業利益は同 18.4%増の10.2 億円となった。サブリース戸数の積み上げと新規ビジネ スのイーベスト事業が寄与した。
◆ 日本管理センターの14 年12 月期予想は26.9%営業増益
・14/12 期について同社は、売上高が前期比14.2%増の306.6 億円、営業 利益は同26.9%増の13.0 億円を見込んでいる。サブリース戸数の積み 上げとイーベスト事業が成長を担う計画である。
・証券リサーチセンターの14/12 期予想は売上高が前期比13.2%増の 304.0 億円、営業利益は同32.6%増の13.6 億円を見込む。
◆ 投資に際しての留意点
・賃貸住宅の家賃には消費税が掛からないため、14 年4 月と15 年10 月 予定の消費税増税は、同社の不動産収入に直接的な影響を与えないと 考えられる。
ホリスティック企業レポート 一般社団法人 証券リサーチセンター
資本市場のエンジンである新興市場の企業情報の拡充を目的に、アナリスト・カバーが少なく、適正に評価されていない上場企業に対して、中立的な視点での調査・分析を通じ、作成されたレポートです。