イー・ガーディアン(6050 東証マザーズ)

2014/02/28

掲示板投稿監視業務の専業大手
一部大口顧客向け減収をゲームサポートが補い、増収を維持へ

業種:サービス業
アナリスト:松尾十作

◆ 掲示板投稿監視業務の専業大手
・イー・ガーディアン(以下、同社)は、インターネット掲示板、ブログ、SNS (交流サイト)、EC サイト、オンラインゲーム等のインターネットメディアを 運営するクライアントに対し、サイトに投稿されるコメントの監視を行う掲示 板投稿監視事業を主力に展開している。

◆ 証券リサーチセンターの14 年9 月期営業利益は32.3%増益予想
・13/9 期は11.4%増収、126.0%営業増益であった。一部大口顧客向けの 減収をゲームサポートやアド・プロセスの増収で補い、監視体制再編効 果による労務費抑制による売上総利益率の改善で大幅増益となった。
・同社は14/9 期第1 四半期決算公表時に14/9 期第2 四半期累計業績 予想を増額修正した。修正前⇒修正後、単位:百万円で、売上高1,174 ⇒1,200(前年同期比3.8%減)、営業利益39⇒85(同28.4%減)である。 ゲームサポートの売上高が当初見込みを上回る見通しとなり、利益予想 では監視センターの再編費用を先送りするため、増額修正となった。
・14/9 期について同社は期初予想を修正せず、売上高2,500 百万円(前 期比0.5%増)、営業利益196 百万円(同3.7%増)を見込んでいる。売上 高予想が前期比ほぼ横ばいなのは、一部大口顧客向け売上高の大幅 減が予想される一方で、その他売上高の伸長で補う見込みのためであ る。
・証券リサーチセンター(以下、当センター)は、従来予想を修正し売上高 2,550 百万円(前期比2.5%増)、営業利益250 百万円(同32.3%増)を予 想する。主に一部大口顧客向け売上高予想を修正したためである。

◆ 投資に際しての留意点
・14/9 期の配当金予想において同社は未定と公表している。当センターの 14/9 期は大幅増益の見通しであることから、年配当額も13/9 期の10 円 から11 円への増配を予想する。

 

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一般社団法人 証券リサーチセンター
資本市場のエンジンである新興市場の企業情報の拡充を目的に、アナリスト・カバーが少なく、適正に評価されていない上場企業に対して、中立的な視点での調査・分析を通じ、作成されたレポートです。