シュッピン(3179 東証マザーズ)

2013/12/13

14 年3 月期上期は会社予想を上回る大幅な増収増益決算
主力のカメラ事業がEC 売上を中心に想定以上の伸長となった

業種:小売業
アナリスト:柴田郁夫

◆ インターネットによるカメラや時計等の中古品売買が主力
・シュッピン(以下、同社)は、インターネット及び店舗にてカメラや時計 等の中古品売買の他、新品販売も手掛けている。
・専門性の高い商材に特化したポジショニングとインターネットを活用し た利便性等で差別化を図り、高い成長性を実現してきた。

◆ 14 年3 月期第2 四半期決算は同社予想を上回る
・14/3 期第2 四半期累計(以下、上期)決算は、売上高7,108 百万円(前 年同期比25.5%増)、営業利益301 百万円(同89.5%増)であった。こ れは、同社の9 月10 日に増額修正した上期予想を更に上回る水準だ った。
・主力のカメラ事業がEC 売上を中心として想定以上に伸長したことが増 収に寄与するとともに、EC 売上比率の上昇による販管費率の低下で 大幅な増益となった。

◆ 証券リサーチセンターは14 年3 月期予想を増額修正
・14/3 期の通期予想について、同社は期初予想を据え置いているが、 証券リサーチセンター(以下、当センター)では、カメラ事業が想定以上 に伸びていることを勘案し、前回レポート(13 年9 月発行)の通期予想 を増額修正した。修正後の売上高は14,600 百万円(前期比17.2%増)、 営業利益は600 百万円(同54.2%増)を見込んでいる

◆ 中期業績見通し
・当センターでは、14/3 期通期予想を増額修正したことに伴い、前回レ ポートの中期業績予想も増額修正した。修正後の14/3 期予想を起点と して全体的な水準を引き上げたが、15/3 期以降の成長性判断に大きな 変更はない。
・成長余地があるカメラ事業のEC 売上拡大が同社の成長を牽引し、 16/3 期までの成長率は、売上高で年率14.2%、営業利益で同36.1% を見込んでいる。

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一般社団法人 証券リサーチセンター
資本市場のエンジンである新興市場の企業情報の拡充を目的に、アナリスト・カバーが少なく、適正に評価されていない上場企業に対して、中立的な視点での調査・分析を通じ、作成されたレポートです。