トライステージ(2178 東証マザーズ)

2013/11/08

クライアントのテレビ通販事業をワンストップで支援
事業ポートフォリオの拡大で収益源の多様化を模索

業種:サービス業
アナリスト:馬目俊一郎

◆クライアントのテレビ通販事業をワンストップで支援
・トライステージ(以下、同社)は、テレビ放送枠の販売をメインにテレビ通 販に必要なソリューションをワンストップで提供している。
・13/2 期以降は、ベトナムでテレビ通販支援の開始やダイレクトメール発送 代行会社の買収、Web 広告参入などの事業拡大で収益源の多様化を 進めている。

◆第2 四半期累計決算は不採算取引の見直しで実質的に営業増益
・14/2 期第2 四半期累計決算(以下、上期)は、連結決算移行で前年同期 比較ができないものの、不採算取引の見直しで営業利益は実質的に増 益であった。売上高は192.3 億円、営業利益は5.8 億円で、期初に表明 した上期の同社予想(売上高176.2 億円、営業利益4.0 億円)を上回る 水準だった。

◆期初の14/2 期予想を据え置き
・上期が同社予想を上回ったものの、同社は14/2 期について、保守的に 期初の14/2 期予想を据え置き、売上高は前期比9.5%増の370.2 億円、 営業利益は同67.9%増の8.3 億円を見込んでいる。
・証券リサーチセンタ(以下、当センター)も前回レポート(13 年5 月発行) の業績予想を継続し、14/2 期は売上高が前期比11.5%増の377.0 億円、 営業利益は同85.5%増の9.2 億円を見込む。

◆短期的にはフェアバリューの範囲内
・現在の株価は当センターの今期予想EPS に対して17.5 倍の水準にある。 新興市場全体のバリュエーション評価として、直近のジャスダックにおけ る今期予想基準PER16.4 倍を参考にすると、同社の株価水準はほぼフ ェアバリューの範囲内と推察される。

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一般社団法人 証券リサーチセンター
資本市場のエンジンである新興市場の企業情報の拡充を目的に、アナリスト・カバーが少なく、適正に評価されていない上場企業に対して、中立的な視点での調査・分析を通じ、作成されたレポートです。