日本管理センター(3276 東証二部)

2013/10/04

賃貸物件の一括借上げと賃貸管理のサブリースが主力事業
サブリース物件のダイレクト管理と賃貸物件の売買仲介に乗り出す

業種:不動産業
アナリスト:馬目俊一郎

◆スーパーサブリースで同業他社と差別化
・日本管理センター(以下、同社)は、賃貸物件の一括借り上げと賃貸管 理のサブリースを主力事業としている。
・05 年に市場参入した同社は、後発のハンディをカバーすべく独自の保 険付収益分配型一括借上げシステム「スーパーサブリース」で差別化を 図っている。新規事業であるダイレクト管理と売買仲介の育成にも注力し ている。

◆ 13 年12 月期第2 四半期累計決算は想定内
・13/12 期第2 四半期累計決算(以下、上期)は、売上高が前年同期比 15.5%増の131.6 億円、営業利益は同10.7%増の5.8 億円と、同社が期 初に見込んだ計画と同水準であった。管理戸数とパートナー数の増加で 不動産収入と加盟店収入が増収だったほか、その他収入も新規事業の ダイレクト管理と不動産売買仲介が寄与した。

◆13 年12 月期は期初予想を据え置き
・13/12 期について、同社は上期の状況から期初に見込んだ13/12 期予想 を据え置き、売上高279.0 億円、営業利益10.2 億円を見込んでいる。
・証券リサーチセンター(以下、当センター)も前回レポートの13/12 期予想 を据え置き、売上高281.0 億円、営業利益10.5 億円を見込んでいる。

◆バリュエーションは同業他社比較でフェアバリューと判断
・同業他社との今期予想基準PER 比較から、同社の短期的なバリュエー ションはニュートラルの範囲内と判断できよう。また、当センターでは同社 の今後3 年間における営業利益成長率は、年平均23.5%と予想してい ることから、中期的に同社の株価下落リスクは小さいと思われる。

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一般社団法人 証券リサーチセンター
資本市場のエンジンである新興市場の企業情報の拡充を目的に、アナリスト・カバーが少なく、適正に評価されていない上場企業に対して、中立的な視点での調査・分析を通じ、作成されたレポートです。