プレステージ・インターナショナル(4290 東証二部)

2013/06/14

独立系B P O 専業、顧客企業から受託し、一般消費者向けにサービスを提供
今後の設備完成・事業拡張により、中期的な成長確度が高まる

業種:サービス業
アナリスト:松尾十作

◆独立系のBPO 専業企業
・企業のノンコアビジネスのアウトソーシング需要を取込み、成長してきた 独立系BPO 専業企業。顧客企業のニーズを解決するソリューション型 ビジネスモデル。プレステージ・インターナショナル(以下、同社)は、顧 客企業から受託し、一般個人向けに各種サービスを提供している。

◆13 年3 月期決算は事前会社予想水準
・13/3 期決算は事前会社予想並みであった。表面上減益だが、顧客と の合弁会社(JV)に12 年10 月に業務を移管したためで実質的には好 調持続。経常利益及び純利益が会社予想に対して若干の未達となっ たのは持分法適用会社であるJV が事業拡張に向けての先行投資を 積極的に前倒ししたために、同社の持分法による投資損失が当初予 想より増大したため。

◆14 年3 月期は2 桁営業増益へ
・14/3 期の会社予想は、売上高22,300 百万円(前期比7.9%減)、営業 利益2,600 百万円(同9.2%増)、経常利益2,650 百万円(同22.8%増)、 純利益1,790 百万円(同27.0%増)。JV への業務移管による売上高へ の影響が期を通してあるため減収となる見込みだが、一部事業におい て大口契約の獲得や既存受託業務の拡大が見込まれるため増益を予 想している。
・当センターでは、自動車損害保険の特約化に伴うロードサービスが好 調で、同社及びJV とも経営環境が好転していることから、会社予想を やや増額修正し、営業2 桁増益が可能と判断している。

中期的な想定株価は1,490 円~1,897 円
・中期的な利益成長率は年率5%~10%との予想は継続。
・当センター予想の16/3 期EPS は135.5 円、妥当PER を11~14 倍と 想定すると、同社の中期的な株価は1,490 円~1,897 円と想定される。

>>続きはこちら(572KB)


一般社団法人 証券リサーチセンター
資本市場のエンジンである新興市場の企業情報の拡充を目的に、アナリスト・カバーが少なく、適正に評価されていない上場企業に対して、中立的な視点での調査・分析を通じ、作成されたレポートです。