ワイヤレスゲート(9419 東証マザーズ)

2013/05/31

高速ワイヤレス・ブロードバンドサービスのアグリゲーター
黒字化定着、累損一掃、配当を実施する見込み

業種:情報・通信業
アナリスト:松尾十作

◆高速ワイヤレス・ブロードバンドサービスを展開
・通信インフラを所有しない仮想移動体通信事業者(MVNO: Mobile Virtual Network Operator )として複数の無線通信事業者から通信インフ ラを借り受け、多様な高速ワイヤレス・ブロードバンドサービスを、個人向 けにワンストップで提供するアグリゲーター。

◆13 年12 月期、2 桁の増収増益を会社は予想
・今13/12 期業績の会社予想は、売上高7,017 百万円(前期比27.6%増)、 経常利益800 百万円(同39.0%増)と大幅な増収増益。
・好調な背景は、スマートフォンやタブレット端末の急速な普及により、イン ターネットブロードバンドサービスへの需要が増大し、サービス会員数の 増加の見込めることがあげられる。
・前12/12 期の無配から今13/12 期は、1 株80 円の配当を実施する見込 みで、中期的にも増配が期待されよう。

◆市場開拓余地があろう
・当面、事業拡大に伴う先行投資負担はなく、新規顧客数の増加などによ る増収効果で、業績の急拡大が見込める。今後3 年程度は年率25%程 度の売上成長とこれを上回るEPS 成長を当センターでは予想している。 今後、スマートフォンやタブレット端末の急速な普及により、ワイヤレス・イ ンターネットブロードバンドサービスに対する継続的な需要拡大が、同社 の収益を押し上げよう。

中期的な株価レンジは、6,230 円~7,000 円を想定
・16/12 期の当センターの予想EPS をベースに、PER で16 倍から18 倍を 妥当とすると、今後3 年程度の株価レンジは、6,230 円~7,000 円程度と 想定される。株価は、今後の利益成長モメンタムとポテンシャルから判断 すると、中長期的には上値余地はあると思われる。

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一般社団法人 証券リサーチセンター
資本市場のエンジンである新興市場の企業情報の拡充を目的に、アナリスト・カバーが少なく、適正に評価されていない上場企業に対して、中立的な視点での調査・分析を通じ、作成されたレポートです。