システムインテグレータ(3826 東証マザーズ)

2013/05/10

独立系のパッケージソフトウェアハウス
前期業績は会社予想上回り、今期も最高益を連続更新へ

業種:情報・通信業
アナリスト:松尾十作

◆独立系のパッケージソフト会社
・電子商取引サイト構築ソフトや基幹業務システムソフトを中心としたパッ ケージソフトの自社開発・販売・保守を手掛ける。
・高い技術力と差別化されたオリジナル製品が強み。新商品・サービスの 提供で、中期的な成長を目指す。

◆前2013 年2 月期決算は会社予想、当センター予想を上回る着地
・前2013 年2 月期決算は、主力商品の受注が好調な上、コスト管理の徹 底、業務の効率化により、業績は期中の増額修正予想を上回り、29%増 収、52%純利益増益だった。

◆今本決算も会社予想は慎重で、上方修正の余地があろう
・今14/2 期の会社予想は、売上高2,920 百万円(前期比9.9%増)、営業 利益420 百万円(同3.4%増)、純利益262 百万円(同5.5%増)。新製品 効果及びプロジェクト管理体制の強化により増収増益、3 期連続の営業 利益の最高益更新へ。
・当センターの今期予想業績は増額修正。会社予想業績はやや慎重であ り、上方修正余地があると判断している。

◆中期的な株価想定レンジは、2,920~3,250 円
・前回の当センターの中期的な業績見通しを上方修正し、株価想定レン ジを見直した。株価は上昇したものの業績の裏付けがあり、現値には、 やや割安感がある。
・製品開発や事業拡大に伴う先行投資負担は継続するものの、新製品・ サービスの投入、既存ビジネスとコストコントロールの強化で収益性の改 善が進み、来期以降も、今後3 年程度は、年率10%前後の売上成長と これを上回るEPS成長及び増配が見込まれる。
・中期的な成長力と将来のバリュエーションを考慮し、中期の妥当株価は、 PERを18 倍から20 倍のレンジとし、17/2 期の当センターの予想EPS を 基準とすると、2,920 円~3,250 円程度と考えられる。業績の伸長局面に 入り、中期的には、株価に上値余地があると思われる。

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一般社団法人 証券リサーチセンター
資本市場のエンジンである新興市場の企業情報の拡充を目的に、アナリスト・カバーが少なく、適正に評価されていない上場企業に対して、中立的な視点での調査・分析を通じ、作成されたレポートです。