3月のISM景気指数について(米国)

2017/04/06 <>
  1. PMINMI共、前月比低下しました。半年続いてきた改善が一服しましたが、景況感は依然良好です。
  2. 生産指数が低下したものの、納品指数、在庫指数の動きから、生産は押し上げられやすい環境です。
  3. ここからの上昇余地は狭まりましたが、内外景気の良好さから、当面は現水準付近で推移しそうです。

すでに過去の高水準な域に到達

ISM(全米供給管理協会)が発表した3月のPMIが前月比-0.5ポイントの57.2、NMIは同-2.4ポイントの55.2でした。16年8月を直近の底に、双方とも改善してきましたが、一服しました。ただし、50台後半は過去の景気拡大局面から見ても高水準であり、景況感は依然として良好です。

PMI、NMIの構成指数の動きは、いずれも生産(NMIは活動)指数、新規受注指数の低下が目立ちました。直近では60を上回るなど、かなり強いマインドが示されていたため、調整もやむを得ないところでしょう。一方、在庫環境の良し悪しを示す納品指数がいずれも底堅い動きで、在庫指数の低下もあいまって、生産活動が活発化しやすい状況が続いていると見られます。なお、非製造業では雇用指数が低下しました。経営管理サービスで雇用減少が報告されており、人材派遣の雇用者数が伸び悩んでいる可能性があります。

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企業の景況感改善は世界的な傾向

企業の良好な景況感は世界的な流れです。先進国はもちろんのこと、新興国では、ブラジルの景気が底打ちしつつあるほか、インドは高額紙幣廃止の混乱を乗り越えて好調、中国も底堅いなど、経済規模の大きい国での景気の良好さが目立ち、経済活動全般を押し上げていると見られます。

PMI、NMI共に50台後半ということで、さすがにここからの上昇余地は小さくなったと言わざるを得ません。しかし、世界的な景気拡大傾向に加え、年後半以降は米国内も政策による景気押し上げが期待され、当面は現水準付近を維持すると思われます。

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