1月のパフォーマンス・レビュー/2月から新しい投資戦略

2025/02/03
  • 1月はベンチマークにアンダーパフォーム
  • 2月からは新しい投資戦略、トータル50銘柄のポートフォリオを公開
  • 1月はベンチマークにアンダーパフォーム

    1月の統合ポートフォリオはベンチマークに15bpsアンダーパフォームした。ジャッジメンタルのコア36がベンチマークを上回った一方、ファクター戦略がマイナスとなった。しかし、いずれにしても、統合ポートフォリオベースのリターンはベンチマークとほぼ変わらない。原因は戦略追加に伴う銘柄数の増加=過剰分散である。これではアクティブ運用とは言えない。

    2月からは新しい投資戦略、トータル50銘柄のポートフォリオを公開

    運用開始から3ヶ月、出足のパフォーマンスが出来過ぎだったこともあり、特に意識したつもりはないが、結果として「守りに入った」運用になってしまっていた。ここ数ヶ月の反省をもとに、2月からは運用方針をよりアグレッシブなものに変更する。

    ヘッジファンドの友人からは、「提示するポートフォリオを一つに絞れ」とアドバイスされた。僕は、戦略別に開示したほうが、どこでどんなリスクをとってアルファを狙っているのかが明らかになるので、そのほうがよいと思って戦略別ポートフォリオを開示してきたのだが、友人いわく「潔さがない」。これが広木の「ザ・ポートフォリオ」だというのを一つだけ示すほうがいいという。

    確かに、それも一理ある。加えて、複数の観点からリストアップされる銘柄もあるため、戦略別ポートフォリオというのもミスリーディングな部分もある。

    したがって、2月からは、ジャッジメンタルの銘柄選択とファクター戦略を統合して、トータル50銘柄のポートフォリオをひとつだけ提示する。

    これまでの成果を検証し、有効なファクター、例えば人的資本やネットキャッシュなどのファクター値に基づいて選択した銘柄(関電工(1942)、JR西(9021)、OBC(4733)、シマノ(7309)等)も含まれているし、長期的にBuy&Holdを推奨している日立製作所やリクルートなどはそのままである。以下に銘柄リストを示す。投資ウエイトは等金額投資とする。つまり、規模のリスクをとることにする。

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