『TIWモデルポートフォリオ』の月間レポート(7月）

【TIW藤根靖晃が考える参考ポートフォリオ『TIWモデルポートフォリオ』】

“月末に大崩れ”

■ 2018年7月度のパフォーマンス結果（月間）は、絶対パフォーマンスで＋0.64％、対TOPIX（パフォーマンスの単純差異）では▲0.66％、対日経平均（同）では▲0.39％であった。
■ 7月中は月内に2銘柄を除外したため、月末時点の採用銘柄数は18銘柄であった。
■ 採用中18銘柄ならびに月内に除外した2銘柄の計20銘柄の月間の対TOPIXの勝ち負けは、7勝13敗と大きく負け越した。対TOPIXでのプラス寄与銘柄としては、アイスタイル（3660）+16.5％、スタートトゥデイ（3092）+10.4％、ケーズHD（8282）+7.9％、メック（4971）+7.7％。マイナス寄与銘柄としては、トランザクション（7818）▲15.2％、朝日ラバー（5162）▲9.3％、日本M&Aセンター（2127）▲8.7％、フロイント産業（6312）▲8.7％などが挙げられる（増減率は対TOPIXパフォーマンス）。フロイント産業、トランザクション、日本M&Aセンターなど1Q（または3Q)決算が奮わずに大きく株価を崩した。
■ 8月は米中貿易戦争の影響を見極める必要がある。出遅れの割安銘柄にシフトさせつつ、主力の高成長・高バリュエーション銘柄の押し目を狙いたい。
■ 設定来の累計（2011/12/27からの6年7ヵ月間）では、絶対パフォーマンスで＋406.46％（過去最高は本年1月の430.77％）。TOPIXに対するパフォーマンス（TOPIXを常に100として計算）は、2.09倍と6月（2.10倍）からさらに後退した（過去最高は本年5月の2.17倍）。7月末時点でTOPIXに対する年率平均超過リターン（過去累計）も11.9％と前月（12.1％）から後退した。

7月は絶対値では僅かにプラスであったが

 出所：TIW

出所：TIW

TIWは、“個人投資家が株式投資においてプラスのパフォーマンスを得るにはどのような投資戦略を採ることが望ましいのか”、を熟慮することから始めました。その議論の中で、次の３つを実現することを目指しました。
◇ 金融・経済について専門知識がなくても株式投資が楽しめるようにする。
◇ 投資に関して膨大な時間を費やさなくても投資成果を期待できるようにする。
◇ ポートフォリオの構築後は、日々のマーケット変動に振り回されること無く、銘柄入替を余裕を持って行えるようにする。

成長性があり、足もとの業績が確りした企業をその時点のマーケットに対して比較的割安な株価水準で投資をする。答えはシンプルですが、そのためにマーケットの妥当水準を常に考え、バリュエーション方法も独自に考案しています。

TIWモデルポートフォリオは、2011年12月27日の開始以来、銘柄の新規採用、除外に関する全てを、そのタイミングにレポートとして、完全にオープンに公表しております。
毎月、月初に月間成績に関するレポートを発行しているほか、随時（不定期）銘柄入替えに関するレポートを発行しております。
採用銘柄等の詳細に関してはレポートに掲載しております。TIWレポートをご採用いただいている証券会社にてご覧いただきます。

【現在、オンライン証券では、マネックス証券、GMOクリック証券にてご覧いただいております。採用銘柄等の詳細に関してはそちらでご覧下さい。】

TIWモデルポートフォリオは、TIWの銘柄選択手法の合理性を証明することを目的に作成・提供しているものであり、パフォーマンスを保証するものではありません。あくまでも投資家への情報提供を行うものであり、それに依拠したいかなる結果に対してもTIWは一切の責任を負いません。また、レポート等の作成に関して、完全性、正確性、適時性を保証するものではありません。投資に係る最終決定は投資家ご自身の判断と責任で行ってください。