今週の注目レポート (4月27日)
【F’sセレクション】
チーフ・アナリスト藤根靖晃が、直近1週間に発行された全レポートから独自の視点(ROE・財務レバレッジ・PBR水準等)で、注目銘柄をピックアップします。
●日本電産(6594)【 2+→2+ 】
「海外の買収事業の収益性を早期に向上できるかに注目」
18/3期は、売上1兆4,880億円(前期比24%増)、営業利益1,676億円(同20%増)。一過性費用もあり利益率は若干低下したが、売上・利益の過去最高を更新。会社側は米家電大手ワールプールからコンプレッサ事業を買収すると発表。昨年のエマソン事業に次ぐ規模の買収案件となる。同社の中期成長を加速させる動きとして評価できる。今期も引き続き車載及び家電・商業・産業用が収益の伸びを牽引しそうだ。
予想ROE:15.4% PBR:5.5倍、来期予想PER:28.4倍、来期予想EPS成長率:16%
株価(4/27終値): 17,140円 Fモデルによる理論株価:7,897円(4月27日by服部隆生)
TIWではコンセンサス・データ等を利用して、独自に日経平均の今期 予想ベース、来期予想ベースのROE、PBR、リスクプレミアム等を算出 しております。
こうして算出したマーケット参考値と個別企業の株価指標を比較し、 さらにアナリストの予想を加味して選択をしています。 ※文中のROE、PBR、PER等の数値は、特に断りが無い限りは、 レポート発行時に算出した値です。
※「アナリスト・インプレッション」に関する説明はこちらをご覧下さい。
株式会社ティー・アイ・ダヴリュ
独立系証券リサーチ会社TIWのアナリスト陣が、株式市場における時事・トピックスや業界動向など、取材に基づいたファンダメンタル調査・分析を提供するともに、幅広い視野で捉えた新鮮な情報をお届けします。