今週の注目レポート (3月16日)

【F’sセレクション】
チーフ・アナリスト藤根靖晃が、直近1週間に発行された全レポートから独自の視点(ROE・財務レバレッジ・PBR水準等)で、注目銘柄をピックアップします。

 

●国際計測器(7722)【 2+→ 2+】
「来期は電気サーボモータ式試験機の伸びに期待」
3Q累計決算は概ね想定内で、来期以降の中期的な収益見通しを引き上げるような新材料は出ていないものの、業績回復の途上にあることは確認できた。現在の1,000円前後の株価には、指標面で割安感が残っており、TIWでは今回も「アウトパフォーム」の見通しを据え置く。 来19/3期は緩やかな業績回復が持続するとTIWでは見ている。
予想ROE:8.5% PBR:1.4倍、来期予想PER:12.3倍、来期予想EPS成長率:35%
株価(3/16終値):982 円 Fモデルによる理論株価:1361円(3月12日by服部隆生)

●ブリヂストン(5108)【 2+→ 2+】
「18/12期は増益見込み、高収益体質などを踏まえると株価指標に割安感が強い」
(1)18/12期は増益に転じ、増配も見込めること、(2)高い商品力やブランド力を背景とした売値と原材料価格のスプレッドの維持拡大や鉱山用超大型タイヤなど強みを持つ生産財の回復持続などにより中期的に高収益体質持続が見込めること、などを踏まえると、18/12期TIW予想PER11.2倍や予想配当利回り3.42%など株価指標面に割安感が強いため投資評価は「2+」を維持する。
予想ROE:12.7% PBR:1.5倍、来期予想PER:10.5倍、来期予想EPS成長率:7%
株価(3/16終値):4,634 円 Fモデルによる理論株価:5950円(3月15日by高田悟)

 

TIWではコンセンサス・データ等を利用して、独自に日経平均の今期 予想ベース、来期予想ベースのROE、PBR、リスクプレミアム等を算出 しております。

こうして算出したマーケット参考値と個別企業の株価指標を比較し、 さらにアナリストの予想を加味して選択をしています。 ※文中のROE、PBR、PER等の数値は、特に断りが無い限りは、 レポート発行時に算出した値です。
※「アナリスト・インプレッション」に関する説明はこちらをご覧下さい。

株式会社ティー・アイ・ダヴリュ
独立系証券リサーチ会社TIWのアナリスト陣が、株式市場における時事・トピックスや業界動向など、取材に基づいたファンダメンタル調査・分析を提供するともに、幅広い視野で捉えた新鮮な情報をお届けします。