今週の注目レポート (3月5日)

【F’sセレクション】
チーフ・アナリスト藤根靖晃が、直近1週間に発行された全レポートから独自の視点(ROE・財務レバレッジ・PBR水準等)で、注目銘柄をピックアップします。

 

●東プレ(5975)【 1→ 1】
「主力2事業の受注が揃って好調、堅調な業績展開が続く」
18/3Q累計(4-12月)及び3Q(10-12月)業績が成長への費用が嵩む中でともに2桁営業増益となったこと、旺盛なプレス受注見通しを背景に米国及びメキシコで追加で能力増強(2月15日公表)を進めることなどが足下ではポジティブ。目標株価は4,200円を維持。堅調な業績展開が見込める中、18/3期TIW予想PER14倍程度の株価は許容可能と見る。
予想ROE:12.3% PBR:1.3倍、来期予想PER:10.5倍、来期予想EPS成長率:2%
株価(3/2終値):3075円 Fモデルによる理論株価:4848円(2月28日by高田悟)

●NOK(7240)【 2+→ 2+】
「電子部品悪化から4Q業績の鈍化が見込まれるが一時的となろう」
18/3期3Q累計(4-12月)決算では主力2事業(シール、電子部品)が揃って好調に推移し将来成長への費用が嵩む中で大幅営業増益となったこと、収益変動が激しい電子部品事業において体質強化が進んだことなどがポジティブ。株価下落で割安感が強まる、投資評価は「2+」を維持。
予想ROE:7.5% PBR:1.1倍、来期予想PER:10.5倍、来期予想EPS成長率:5%
株価(3/2終値):2204円  Fモデルによる理論株価:3081円(3月2日by高田悟)

 

TIWではコンセンサス・データ等を利用して、独自に日経平均の今期 予想ベース、来期予想ベースのROE、PBR、リスクプレミアム等を算出 しております。

こうして算出したマーケット参考値と個別企業の株価指標を比較し、 さらにアナリストの予想を加味して選択をしています。 ※文中のROE、PBR、PER等の数値は、特に断りが無い限りは、 レポート発行時に算出した値です。
※「アナリスト・インプレッション」に関する説明はこちらをご覧下さい。

株式会社ティー・アイ・ダヴリュ
独立系証券リサーチ会社TIWのアナリスト陣が、株式市場における時事・トピックスや業界動向など、取材に基づいたファンダメンタル調査・分析を提供するともに、幅広い視野で捉えた新鮮な情報をお届けします。