今週の注目レポート (1月5日)

【F’sセレクション】
チーフ・アナリスト藤根靖晃が、直近1週間に発行された全レポートから独自の視点(ROE・財務レバレッジ・PBR水準等)で、注目銘柄をピックアップします。

 

●豊田通商(8015)【 2→ 2+】
「自動車生産及びエレクトロニクス関連、再生エネルギー好調から業績は堅調」
18/3期上期の営業利益は前年同期比25.1%増となり、純利益は同45.3%増となった。金属市況上昇、アフリカ本部を除く各本部での取扱いの増加などが増益に貢献した。
投資評価を「2+」へ引き上げる。理由は(1)上期好決算、計画上方修正、配当予想引上げがポジティブ、(2)同社新計画に上振れ余地がある、(3)自動車生産関連好調持続、非自動車分野成長、自動車小売やアフリカ本部の底打ちなどにより当面、堅調な業績が見込める、(4)株価指標面に割高感がない、などによる。
予想ROE:10.1% PBR:1.4倍、来期予想PER:11.9倍、来期予想EPS成長率:5%
株価(1/5終値):4780円 Fモデルによる理論株価:4020円(12月27日by高田悟)

 

TIWではコンセンサス・データ等を利用して、独自に日経平均の今期 予想ベース、来期予想ベースのROE、PBR、リスクプレミアム等を算出 しております。

こうして算出したマーケット参考値と個別企業の株価指標を比較し、 さらにアナリストの予想を加味して選択をしています。 ※文中のROE、PBR、PER等の数値は、特に断りが無い限りは、 レポート発行時に算出した値です。
※「アナリスト・インプレッション」に関する説明はこちらをご覧下さい。

株式会社ティー・アイ・ダヴリュ
独立系証券リサーチ会社TIWのアナリスト陣が、株式市場における時事・トピックスや業界動向など、取材に基づいたファンダメンタル調査・分析を提供するともに、幅広い視野で捉えた新鮮な情報をお届けします。