今週の注目レポート (6月2日)
【F’sセレクション】
チーフ・アナリスト藤根靖晃が、直近1週間に発行された全レポートから独自の視点(ROE・財務レバレッジ・PBR水準等)で、注目銘柄をピックアップします。
●東プレ(5975)【 1→ 1】
「プレス、冷凍・冷蔵車ともに受注堅調、トップライン成長持続が見込まれる」
17/3期は自動車向けプレス関連製品、冷凍・冷蔵車受注がともに大幅に拡大し、円高影響や費用増を吸収、営業利益は同12.6%増と2桁増益となった。18/3期も2事業揃って受注が好調から大幅増収を見込むが、規模拡大や成長に向け費用が嵩むため営業微増益を会社は計画。
予想ROE:10.8% PBR:1.3倍、来期予想PER:11.2倍、来期予想EPS成長率:5%
Fモデルによる理論株価:3800円(5月31日by高田悟)
●第一実業(8059)【 2+→ 2+】
「17/3期は過去最高決算、18/3期も上方修正の可能性」
17年3月期の連結業績は、前期比24%の増収、同50%の営業増益を達成、過去最高の決算となった。大口プラントの売上の計上に加えて、エレクトロニクス事業、ファーマ事業が堅調に推移、16/3期に落ち込んだ産業機械事業、航空事業も尻り上がりの回復を示し、全セグメントが増益になった。
予想ROE:8.3% PBR:0.9倍、来期予想PER:8.5倍、来期予想EPS成長率:21%
Fモデルによる理論株価:1158円(6月2日by杉山勝彦)
TIWではコンセンサス・データ等を利用して、独自に日経平均の今期 予想ベース、来期予想ベースのROE、PBR、リスクプレミアム等を算出 しております。
こうして算出したマーケット参考値と個別企業の株価指標を比較し、 さらにアナリストの予想を加味して選択をしています。 ※文中のROE、PBR、PER等の数値は、特に断りが無い限りは、 レポート発行時に算出した値です。
※「アナリスト・インプレッション」に関する説明はこちらをご覧下さい。