今週の注目レポート (1月13日)

【F’sセレクション】
チーフ・アナリスト藤根靖晃が、直近1週間に発行された全レポートから独自の視点(ROE・財務レバレッジ・PBR水準等)で、注目銘柄をピックアップします。

●フロイント産業(6312)【 2+→2+ 】
「17/2期3Q決算は大幅増益、機械部門の高水準な受注が続く」
17/2期3Q累計決算は、売上高14,767百万円(前年同期比+12.98%)、営業利益1,441百万円(同 +98.2%)と大幅増益基調を維持した。3Q累計の17/2期通期会社計画に対する進捗率は、売上高で73.8%、営業利益で75.8%であるが、例年4Qに売上・利益が大きく計上される傾向を鑑みれば会社計画はかなり慎重なものと言えよう。
予想ROE:12.7% PBR:2.5倍、来期予想PER:17.7倍、来期予想EPS成長率:44%
Fモデルによる理論株価:1520円(1月13日by藤根靖晃)

●トランザクション(7818)【 1S→1S 】
「17/8期1Q決算は、全事業部門で好調。前年同期比較で円高となった効果が寄与」
17/8期1Q決算を発表。売上高3,254百万円(前年同期比+12.6%)、営業利益406百万円(同+47.2%)であった。営業利益以下の利益項目は四半期で過去最高。株価に割安感が残る状態であることに加えて、1)VAPE事業への成長期待、 2)「IPPAG Cooperative」の中期的寄与、3)株式分割の実施、等から11月18日の高値2,642円を目指す展開を予想する。
予想ROE:26.2% PBR:7.0倍、来期予想PER:20.6倍、来期予想EPS成長率:74%
Fモデルによる理論株価:1998円(1月13日by藤根靖晃)

 

 

TIWではコンセンサス・データ等を利用して、独自に日経平均の今期 予想ベース、来期予想ベースのROE、PBR、リスクプレミアム等を算出 しております。

こうして算出したマーケット参考値と個別企業の株価指標を比較し、 さらにアナリストの予想を加味して選択をしています。 ※文中のROE、PBR、PER等の数値は、特に断りが無い限りは、 レポート発行時に算出した値です。
※「アナリスト・インプレッション」に関する説明はこちらをご覧下さい。

株式会社ティー・アイ・ダヴリュ
独立系証券リサーチ会社TIWのアナリスト陣が、株式市場における時事・トピックスや業界動向など、取材に基づいたファンダメンタル調査・分析を提供するともに、幅広い視野で捉えた新鮮な情報をお届けします。