今週の注目レポート (5月13日)

【F’sセレクション】
チーフ・アナリスト藤根靖晃が、直近1週間に発行された全レポートから独自の視点(ROE・財務レバレッジ・PBR水準等)で、注目銘柄をピックアップします。

 

●スズキ(7269)【2+→ 2+】
「円高の逆風下でもインド貢献により業績は底堅い」
16/3期は前期比9%営業増益で着地。国内軽販売の悪化、台数減や品質関連費用増による二輪収益の悪化、東南アジアでの四輪苦戦などの影響をインドやパキスタンでの販売好調、欧州販売の改善、原価低減などで補った。
予想ROE:9.4% PBR:1.4倍、来期予想PER:12.0倍、来期予想EPS成長率:10%
Fモデルによる理論株価:3259円(5月11日by高田悟)

●横河電機(6841)【2+→ 2+】
「今期は為替影響を除けば増収、営業増益、受注増の計画」
16/3期営業利益はほぼ計画線の396億円(前期比33%増)で着地し、過去最高を更新。戦略投資費用や製品ミックス変化はあったが、増収効果や固定費削減、円安効果等で吸収。今17/3期業績について会社側は、為替影響を除くと実質で増収、営業増益を見込む。
予想ROE:9.0% PBR:1.3倍、来期予想PER:11.8倍、来期予想EPS成長率:19%
Fモデルによる理論株価:1537円(5月13日by服部隆生)

 

 

TIWではコンセンサス・データ等を利用して、独自に日経平均の今期 予想ベース、来期予想ベースのROE、PBR、リスクプレミアム等を算出 しております。

こうして算出したマーケット参考値と個別企業の株価指標を比較し、 さらにアナリストの予想を加味して選択をしています。 ※文中のROE、PBR、PER等の数値は、特に断りが無い限りは、 レポート発行時に算出した値です。
※「アナリスト・インプレッション」に関する説明はこちらをご覧下さい。

株式会社ティー・アイ・ダヴリュ
独立系証券リサーチ会社TIWのアナリスト陣が、株式市場における時事・トピックスや業界動向など、取材に基づいたファンダメンタル調査・分析を提供するともに、幅広い視野で捉えた新鮮な情報をお届けします。