今週の注目レポート (4月15日)

【F’sセレクション】
チーフ・アナリスト藤根靖晃が、直近1週間に発行された全レポートから独自の視点(ROE・財務レバレッジ・PBR水準等)で、注目銘柄をピックアップします。

 

●トランザクション(7818)【 1→ 1】
「16/8期2Q業績は会社計画を上回るが、通期予想は据え置き」
4月8日発表の16/8期2Q(9-2月)業績は、売上高5,677百万円(前年同期比+8.7%)、営業利益471百万円(同+52.7%)と会社計画(売上高5,306百万円、営業利益319百万円)を大きく上回って着地。
TIW予想業績を引上げ投資評価「1」を継続する。今回のターゲットは17/8期予想PER15~16倍圏の700円とする。
予想ROE:14.8% PBR:2.6倍、来期予想PER:14.4倍、来期予想EPS成長率:14%
Fモデルによる理論株価:615円(4月12日by藤根靖晃)

●フロイント産業(6312)【 1→ 1】
「17/2期会社計画はボトムライン、予想配当も業績進捗によって増額の可能性」
4月12日に開催された同社決算説明会には80人前後の出席があり、同社に対する注目度の高さが伺えた。17/2期会社予想はボトムラインと考えられ、上方修正の可能性が期待できる。投資評価は「1」を継続すると同時にターゲット株価をFモデルによる理論株価である1,300円に引き上げる(前回は1,250円)。
予想ROE:10.4% PBR:1.8倍、来期予想PER:14.7倍、来期予想EPS成長率:8%
Fモデルによる理論株価:1302円(4月14日by藤根靖晃)

 

 

TIWではコンセンサス・データ等を利用して、独自に日経平均の今期 予想ベース、来期予想ベースのROE、PBR、リスクプレミアム等を算出 しております。

こうして算出したマーケット参考値と個別企業の株価指標を比較し、 さらにアナリストの予想を加味して選択をしています。 ※文中のROE、PBR、PER等の数値は、特に断りが無い限りは、 レポート発行時に算出した値です。
※「アナリスト・インプレッション」に関する説明はこちらをご覧下さい。

株式会社ティー・アイ・ダヴリュ
独立系証券リサーチ会社TIWのアナリスト陣が、株式市場における時事・トピックスや業界動向など、取材に基づいたファンダメンタル調査・分析を提供するともに、幅広い視野で捉えた新鮮な情報をお届けします。