今週の注目レポート (4月8日)

【F’sセレクション】
チーフ・アナリスト藤根靖晃が、直近1週間に発行された全レポートから独自の視点(ROE・財務レバレッジ・PBR水準等)で、注目銘柄をピックアップします。

 

●VTホールディングス(7593)【 2+→ 2+】
「国内新車苦戦の中でも新車以外が寄与し業績は堅調、収益力改善が進む」
16/3期3Q累計(4-12月)の営業利益は前年同期比21%増の47.3億円となった。国内ディーラーの新車販売は前年を下回ったが、中古車部門での台当り粗利の改善やサービス及びレンタカー部門の増益で補い増益。17/3期も連続で増益を予想、「2+」を維持。
予想ROE:14.5% PBR:2.4倍、来期予想PER:13.9倍、来期予想EPS成長率:10%
Fモデルによる理論株価:572円(4月4日by高田悟)

●フロイント産業(6312)【 1→ 1】
「17/2期会社計画の営業利益は41.1%増、18/2期もさらに拡大が期待される」
4月5日発表の16/2期業績は、前期比で売上高9.2%増、営業利益17.1%増であった。機械部門がジェネリック医薬品業界の旺盛な設備投資を背景に伸張したこと、化成品部門で高利益率製品へのシフトが進んだことにより、錠剤印刷機の開発費(約3億円)を吸収して、2ケタ増益を達成した。
予想ROE:9.5% PBR:1.7倍、来期予想PER:14.8倍、来期予想EPS成長率:10%
Fモデルによる理論株価:1241円(4月6日by藤根靖晃)

 

 

TIWではコンセンサス・データ等を利用して、独自に日経平均の今期 予想ベース、来期予想ベースのROE、PBR、リスクプレミアム等を算出 しております。

こうして算出したマーケット参考値と個別企業の株価指標を比較し、 さらにアナリストの予想を加味して選択をしています。 ※文中のROE、PBR、PER等の数値は、特に断りが無い限りは、 レポート発行時に算出した値です。
※「アナリスト・インプレッション」に関する説明はこちらをご覧下さい。

株式会社ティー・アイ・ダヴリュ
独立系証券リサーチ会社TIWのアナリスト陣が、株式市場における時事・トピックスや業界動向など、取材に基づいたファンダメンタル調査・分析を提供するともに、幅広い視野で捉えた新鮮な情報をお届けします。