今週の注目レポート (12月4日)

【F’sセレクション】
チーフ・アナリスト藤根靖晃が、直近1週間に発行された全レポートから独自の視点(ROE・財務レバレッジ・PBR水準等)で、注目銘柄をピックアップします。

 

●ブリヂストン(5108)【 2+→ 2+】
「特損計上で純利益予想は下方修正も、営業段階は増益基調で業績は堅調」
3Qの営業利益は前年同期比18%増の1,408億円。超大型/大型ORRタイヤ販売数量は前年並みも一般タイヤの販売本数は前年を上回った。所在地別は米州を中心に販売を伸ばした。こうした中、売価低下影響を原材料価格低下影響が上回り増益。なお。3Q累計では同11%営業増益で着地。
予想ROE:12.7% PBR:1.7倍、来期予想PER:10.1倍、来期予想EPS成長率:19%
Fモデルによる理論株価:5918円(11月30日by高田悟)

●オリンパス(7733)【 2+→ 2+】
「主力の内視鏡が好調。株価の見方も従来通り」
16/3期2Q累計(4-9月)は売上3,957億円(前年同期比11%増)、営業利益500億円(同30%増)で、計画を超過達成。主力の医療が内視鏡を中心に好調を維持した他、映像と科学も製品力強化による売上回復やコスト構造改革の奏功等により、採算が大幅に向上した。
予想ROE:14.7% PBR:4.3倍、来期予想PER:24.2倍、来期予想EPS成長率:17%
Fモデルによる理論株価:2761円(11月30日by服部隆生)

 

 

 

TIWではコンセンサス・データ等を利用して、独自に日経平均の今期 予想ベース、来期予想ベースのROE、PBR、リスクプレミアム等を算出 しております。

こうして算出したマーケット参考値と個別企業の株価指標を比較し、 さらにアナリストの予想を加味して選択をしています。 ※文中のROE、PBR、PER等の数値は、特に断りが無い限りは、 レポート発行時に算出した値です。
※「アナリスト・インプレッション」に関する説明はこちらをご覧下さい。

株式会社ティー・アイ・ダヴリュ
独立系証券リサーチ会社TIWのアナリスト陣が、株式市場における時事・トピックスや業界動向など、取材に基づいたファンダメンタル調査・分析を提供するともに、幅広い視野で捉えた新鮮な情報をお届けします。