今週の注目レポート (9月11日)
【F’sセレクション】
チーフ・アナリスト藤根靖晃が、直近1週間に発行された全レポートから独自の視点(ROE・財務レバレッジ・PBR水準等)で、注目銘柄をピックアップします。
●帝国電機製作所(6333)【2+ →2+ 】
「中国減速の影響を反映し、TIW業績予想を見直し」
16/3期1Q(4-6月)業績は、売上43億円(前年同期比4%減)、営業利益2.0億円(同49%減)で減収減益となった。国内は伸びたものの、海外が中国や米国で想定に届かなかった模様だ。米国は西海岸で港湾ストライキの影響で出荷が遅れたことによるもので、2Q(7-9月)以降で挽回は可能であろう
予想ROE:6.5% PBR:0.6倍、来期予想PER:8.2倍、来期予想EPS成長率:13%
Fモデルによる理論株価:1642円 (9月7日by服部隆生)
●トピー工業(7231)【2+ →2+ 】
「中国懸念台頭も、新電炉や売電貢献による大幅増益見込みに変化なし」
1Qの営業利益は前年同期比66%増の12.3億円となった。国内乗用車向けホイールや中国建機向け足回り部品の数量減から自動車・産業機械部品事業が減益となったが、主にメタルスプレッド改善による鉄鋼事業の増益、電力事業の黒字化などで吸収し大幅増益。
予想ROE:4.9% PBR:0.6倍、来期予想PER:7.5倍、来期予想EPS成長率:43%
Fモデルによる理論株価:376円 (9月7日 by高田悟)
TIWではコンセンサス・データ等を利用して、独自に日経平均の今期 予想ベース、来期予想ベースのROE、PBR、リスクプレミアム等を算出 しております。
こうして算出したマーケット参考値と個別企業の株価指標を比較し、 さらにアナリストの予想を加味して選択をしています。 ※文中のROE、PBR、PER等の数値は、特に断りが無い限りは、 レポート発行時に算出した値です。
※「アナリスト・インプレッション」に関する説明はこちらをご覧下さい。