今週の注目レポート (7月24日)

【F’sセレクション】
チーフ・アナリスト藤根靖晃が、直近1週間に発行された全レポートから独自の視点(ROE・財務レバレッジ・PBR水準等)で、注目銘柄をピックアップします。

 

●マルカキカイ(7594)【1 → 1】
「主要米州で産業機械販売が堅調、純利益過去最高更新見込みに変化なし」
上期は会社営業利益計画12億円を若干上回り着地。下期(6-11月)に前年同期比19%増収、同18%営業増益を会社は想定。通期で2桁営業増益を見込む。過去2年半余り回復基調の国内建設機械で踊り場入りを想定。一方、主力の産業機械の米州やアジア地域での増収による粗利の増で増益を目指す。
予想ROE:9.6% PBR:1.0倍、来期予想PER:7.7倍、来期予想EPS成長率:34%
Fモデルによる理論株価:4814円 (7月21日by 高田悟)

 
●富士重工業(7270)【 1→ 1】
「商品力主導の販売好調が続く、新興国景気悪化への懸念は低く強気を継続」
6月29日会社公表の主要国の小売台数は日本、北米、欧州、ロシア、豪州、中国の合計で4月が前年同月比112%、5月が同108%で推移。中国、ロシア以外は全ての地域で前年を上回る好調が続く。主要米国は4月が同118%、5月が112%となり、6月も伸びは市場を上回り(オートデータ)堅調。
予想ROE:26.4% PBR:3.5倍、来期予想PER:9.7倍、来期予想EPS成長率:7%
Fモデルによる理論株価:5820円 (7月23日by高田悟)

 

 

 

TIWではコンセンサス・データ等を利用して、独自に日経平均の今期 予想ベース、来期予想ベースのROE、PBR、リスクプレミアム等を算出 しております。

こうして算出したマーケット参考値と個別企業の株価指標を比較し、 さらにアナリストの予想を加味して選択をしています。 ※文中のROE、PBR、PER等の数値は、特に断りが無い限りは、 レポート発行時に算出した値です。
※「アナリスト・インプレッション」に関する説明はこちらをご覧下さい。

株式会社ティー・アイ・ダヴリュ
独立系証券リサーチ会社TIWのアナリスト陣が、株式市場における時事・トピックスや業界動向など、取材に基づいたファンダメンタル調査・分析を提供するともに、幅広い視野で捉えた新鮮な情報をお届けします。