今週の注目レポート (3月29日)
【F’sセレクション】
チーフ・アナリスト藤根靖晃が、直近1週間に発行された全レポートから独自の視点(ROE・財務レバレッジ・PBR水準等)で、注目銘柄を3銘柄ピックアップします。
コニシ (4956)
同社にとって国内外部環境が良好なため、経営資源を国内に集中している。この状態は向こう数年継続する見通しであり、14/3期も増収増益基調が継続すると考える。国内物流合理化のための設備投資は 13/3期並みの水準となるが、外部要因は良好でカバーできるだろう。 14/3期の指標面では、株価には出遅れ感があり評価不足と考える。
ROE 7.70%、PBR 0.86倍、来期予想PER 9.7倍、来期予想EPS成長率13%
〔3月28日、担当:高橋 俊郎、Analyst Impression 2+→2+〕
ミツバ (7280)
従来からの(1)急激な需要変動に耐えうる単体収益力の向上と今後の連結への展開、(2)量産車種や小型・環境対応車での最近の拡販実績、(3)波はあってもアジア二輪市場の拡大見込み、などから中期的成長局面に入ったとのTIWの見方に変化はない。14/3期は大幅営業増益が見込めることに加え、株価には依然割安感がある為やや強気の見方を継続する。
ROE 11.81%、PBR 1.37倍、来期予想PER 8.2倍、来期予想EPS成長率33%
〔3月28日、担当:高田 悟、Analyst Impression 2+→2+〕
マツダ (7261)
円高修正の一服とともに株価には足元調整局面入りした感があるが、株価には十分上昇余地があり、市場平均を上回るとの強気の見方を継続。(1)足元の業績改善は円安が追い風ではあるが商品力強化による本質的な収益力改善に負う部分が大きい、(2)14/3期は利益の大幅拡大、ROEの急改善が見込まれる、(3)円安に加え、14/3期、 15/3期と商品サイクルも好転するため中期計画の前倒し達成が見込まれる、などによる。
ROE 5.83%、PBR 1.72倍、来期予想PER 10.3倍、来期予想EPS成長率176%
〔3月29日、担当:高田 悟、Analyst Impression 1→1〕
TIWではコンセンサス・データ等を利用して、独自に日経平均の今期 予想ベース、来期予想ベースのROE、PBR、リスクプレミアム等を算出 しております。
こうして算出したマーケット参考値と個別企業の株価指標を比較し、 さらにアナリストの予想を加味して選択をしています。 ※文中のROE、PBR、PER等の数値は、特に断りが無い限りは、 レポート発行時に算出した値です。
※「アナリスト・インプレッション」に関する説明はこちらをご覧下さい。