今週の注目レポート (3月7日)

【F’sセレクション】
チーフ・アナリスト藤根靖晃が、直近1週間に発行された全レポートから独自の視点(ROE・財務レバレッジ・PBR水準等)で、注目銘柄をピックアップします。

●ドリーム・アーツ(4811)【 1→2+】
「25/12期は成長投資負担で営業微増益も、26/12期以降は2ケタ増益基調へ」
投資評価を「2+(Outperform)」とする。24/12期決算並びに会社側の業績ガイダンス等を踏まえ、TIW業績予想を減額。投資評価を引き下げるも、株価はバリュエーション面からみて、引き続き割安水準にあるものと考える。24/12期の連結業績は、売上高5,033百万円(前期比13%増)、営業利益は773百万円(同34%増)となった。「SmartDB」を中核とするクラウド事業が拡大した。TIWでは25/12期業績を、売上高5,610百万円(同11%増)、営業利益778百万円(同0.6%増)と予想する。概ね会社予想に同じ。SmartDBがクラウド事業の拡大をけん引。成長投資負担やインフラコスト増を吸収するものとみられる。
予想ROE:23.9% PBR:3.1倍、来期予想PER:18.2倍、来期予想EPS成長率:-1%
株価(3/7終値):2,799円 Fモデルによる理論株価:3691円(3月3日by岩元泰晶)

 

TIWではコンセンサス・データ等を利用して、独自に日経平均の今期予想ベース、来期予想ベースのROE、PBR、リスクプレミアム等を算出しております。
算出したマーケット参考値と個別企業の株価指標を比較し、さらにアナリストの予想を加味して選択をしています。
※文中のROE、PBR、PER等の数値は、特に断りが無い限りは、レポート発行時に算出した値です。

株式会社ティー・アイ・ダヴリュ
独立系証券リサーチ会社TIWのアナリスト陣が、株式市場における時事・トピックスや業界動向など、取材に基づいたファンダメンタル調査・分析を提供するともに、幅広い視野で捉えた新鮮な情報をお届けします。