今週の注目レポート (9月8日)

【F’sセレクション】
チーフ・アナリスト藤根靖晃が、直近1週間に発行された全レポートから独自の視点(ROE・財務レバレッジ・PBR水準等)で、注目銘柄をピックアップします。

●ストライク(6196)【 2+→2+】
「3Q累計は大幅増収2桁増益、大型案件が増加し案件単価が上昇」
3Q累計の営業利益は前年同期比13.3%増となった。成約組数増加の中で大型案件が大幅に増加し案件単価の上昇などから大幅増収、2桁増益となり過去最高。営業利益率はテレビCM実施や本社増床から低下したが想定どおり。TIWは23/9期は営業過去最高益を見込み24/9期も過去最高益更新を予想、大型案件成約増加と成約単価上昇がポジティブ、堅調な業績展開が見込める中、23/9期TIW予想PER17.2倍などの株価指標面にも特段割高感がないこと、などから投資評価は「2+」を維持する。
予想ROE:28.5% PBR:4.9倍、来期予想PER:14.0倍、来期予想EPS成長率:23%
株価(9/8終値):3,360円 Fモデルによる理論株価:3742円(9月4日by高田悟)

●スマートドライブ(5137)【 1→1】
「23/9期3Qは初の四半期営業黒字を達成、24/9期は通期黒字化へ」
23/9期3Q累計(10-6月)連結決算は、営業損益が31百万円の赤字となった。四半期(4-6月)営業損益は、5百万円の黒字(前年同期は88百万円の赤字)。創業来初の四半期営業黒字を達成した。FO(フリートオペレータ)事業の伸長が寄与。広告宣伝費や人件費等諸経費の増加が限定的だったことが、損益改善につながった。投資評価「1 (Buy)」を継続。TIW業績予想は前回に同じ。目標株価4,220円を据え置く。
予想ROE:-248.8% PBR:33.9倍、来期予想PER:66.4倍、来期予想EPS成長率:na%
株価(9/8終値):2,368円 Fモデルによる理論株価:na円(9月5日by岩元泰晶)

 

TIWではコンセンサス・データ等を利用して、独自に日経平均の今期予想ベース、来期予想ベースのROE、PBR、リスクプレミアム等を算出しております。
算出したマーケット参考値と個別企業の株価指標を比較し、さらにアナリストの予想を加味して選択をしています。
※文中のROE、PBR、PER等の数値は、特に断りが無い限りは、レポート発行時に算出した値です。

株式会社ティー・アイ・ダヴリュ
独立系証券リサーチ会社TIWのアナリスト陣が、株式市場における時事・トピックスや業界動向など、取材に基づいたファンダメンタル調査・分析を提供するともに、幅広い視野で捉えた新鮮な情報をお届けします。