『TIWモデルポートフォリオ』の月間レポート(11月)

【TIW藤根靖が考える参考ポートフォリオ『TIWモデルポートフォリオ』】

 

3ヵ月ぶりに対TOPIXプラス

■ 2019年11月度のパフォーマンス結果(月間)は、絶対パフォーマンスで+5.21%、対TOPIX(パフォーマンスの単純差異)では+3.27%、対日経平均(同)では+3.61%であった。
■ 11月中は新規採用6銘柄・除外3銘柄、月末時点の採用銘柄数は3銘柄増の15銘柄。
■ 月末時点での採用中15銘柄と除外3銘柄の合計18銘柄野の月間(対象期間)の対TOPIXの勝ち負けは、8勝10敗の負越しであった。対TOPIXにおけるプラス寄与銘柄としては、日本リビング保証(7320)+36.7%、プレミアグループ(7199)+17.2%、テンポイノベーション(3484)+13.9%、ネクステージ(3186)+8.3%、ステップ(9795)+7.8%。マイナス寄与銘柄は、プロトコーポレーション(4298)▲13.2%、ベルシステム24HD(6183)▲5.4%。プラス銘柄では高いパフォーマンスが多く、マイナス銘柄ではプロトコーポレーションを除けば小幅のマイナスに留まったことで、直近2ヵ月のマイナス分を取り戻して余りある高いパフォーマンスを発揮できた。
■ 結果的にプラスのパフォーマンスを出しているが、秋口からの輸出関連企業の戻りを全く取れていない。そうした中で、輸出関連には高値警戒感も台頭しつつあり、タイミングの難しさもある。採用候補をしっかり見極めながら12月はタイミングを図る局面か。
■ 設定来の累計(2011/12/27からの7年11ヵ月間)では、絶対パフォーマンスで+387.98%(過去最高は18年1月の430.77%)。TOPIXに対するパフォーマンス(TOPIXを常に100として計算)は、2.08倍と前月から0.07ポイント良化(過去最高は18年5月の2.17倍)。11月末時点でTOPIXに対する年率平均超過リターン(過去累計)は9.7と前月比0.3ポイント上昇した。

 



11月はプロトコーポレーションのアクシデントに足もとを掬われたものの、パフォーマンス好調銘柄が多く、対TOPIXで大きく改善。

出所:TIW


出所:TIW

 

 

TIWは、“個人投資家が株式投資においてプラスのパフォーマンスを得るにはどのような投資戦略を採ることが望ましいのか”、を熟慮することから始めました。その議論の中で、次の3つを実現することを目指しました。
◇ 金融・経済について専門知識がなくても株式投資が楽しめるようにする。
◇ 投資に関して膨大な時間を費やさなくても投資成果を期待できるようにする。
◇ ポートフォリオの構築後は、日々のマーケット変動に振り回されること無く、銘柄入替を余裕を持って行えるようにする。

成長性があり、足もとの業績が確りした企業をその時点のマーケットに対して比較的割安な株価水準で投資をする。答えはシンプルですが、そのためにマーケットの妥当水準を常に考え、バリュエーション方法も独自に考案しています。

TIWモデルポートフォリオは、2011年12月27日の開始以来、銘柄の新規採用、除外に関する全てを、そのタイミングにレポートとして、完全にオープンに公表しております。
毎月、月初に月間成績に関するレポートを発行しているほか、随時(不定期)銘柄入替えに関するレポートを発行しております。
採用銘柄等の詳細に関してはレポートに掲載しております。TIWレポートをご採用いただいている証券会社にてご覧いただきます。

【現在、オンライン証券では、マネックス証券、GMOクリック証券にてご覧いただいております。採用銘柄等の詳細に関してはそちらでご覧下さい。】

TIWモデルポートフォリオは、TIWの銘柄選択手法の合理性を証明することを目的に作成・提供しているものであり、パフォーマンスを保証するものではありません。あくまでも投資家への情報提供を行うものであり、それに依拠したいかなる結果に対してもTIWは一切の責任を負いません。また、レポート等の作成に関して、完全性、正確性、適時性を保証するものではありません。投資に係る最終決定は投資家ご自身の判断と責任で行ってください。

 

株式会社ティー・アイ・ダヴリュ
独立系証券リサーチ会社TIWのアナリスト陣が、株式市場における時事・トピックスや業界動向など、取材に基づいたファンダメンタル調査・分析を提供するともに、幅広い視野で捉えた新鮮な情報をお届けします。