インドの経済・市場動向(2018年11月後半)底打ちしつつあるインド株とインドルピー

2018/11/21

インドの経済・市場動向(2018年11月後半)

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【ポイント1】株価、通貨は強含みの動き
原油価格下落を好感

■インドの株式市場は、10月までの大幅調整を経て、原油価格の下落やインドルピーの反発などを背景に、11月以降は戻りを試す展開となっています。主要株式指数のSENSEXは10月26日に約7カ月ぶりの安値を付けた後、反発し、11月19日には10月初旬以来の水準に戻しました。

■インドルピーも、対米ドルで10月上旬に過去最安値をつけた後、戻り歩調を辿っています。原油価格が大きく下落したことから、インドの経常赤字の拡大懸念が後退し、ルピーの買い戻し圧力が強まりました。

【ポイント2】政府と中央銀行の対立が緩和の兆し

■インド政府とインド準備銀行(中央銀行)は、信用不安の起きたノンバンクへの対応などを巡り、激しく対立していました。両者の関係悪化が金融市場で懸念されていましたが、対立に緩和の動きが出てきました。インド準備銀行は19日、資本の一部を政府と共有するための専門委員会を立ち上げることや、商業銀行に対する早期是正措置について金融監督委員会で検討することなどを決定しました。これは、中央銀行が政府に歩み寄りを示したものとみられ、一段の関係悪化は避けられそうです。

【今後の展開】12月にかけての州議会選挙が注目される

■インドでは、来年の総選挙の行方を占う、5つの州議会選挙が11月から12月にかけて行われます。これまでインドの経済改革を推進してきたモディ首相が率いるインド人民党(BJP)が苦戦するとの見方があるなか、BJPが勢力を維持できるかが注目されます。州議会選挙でBJPの敗北が続いた場合、来年の総選挙での敗北を連想して金融市場が嫌気する可能性があり、注意が必要です。

(2018年11月21日)

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