主要な資産の利回り比較(2020年12月)米国財政政策期待などによりリスク選好の動き継続

2021/01/15

主要な資産の利回り比較(2020年12月)

■12月の金融市場は、新型コロナの変異種が確認されるなど引き続き感染拡大への警戒感が燻っていたものの、新型コロナワクチンへの期待感や、米国における追加経済対策の成立などを背景に、リスク選好的な動きが継続しました。社債やリート、株式市場は総じて堅調で、利回りおよび配当利回りが低下しました。

■主要国の国債利回りはまちまちな動きとなりました。米国では、追加経済対策の成立や、新型コロナワクチン効果による景気回復期待などを背景に、国債利回りが上昇しました。欧州では、新型コロナワクチンの接種が始まり効果への期待感が高まる中、感染力が強いとされる変異種が確認されるなど、感染再拡大への懸念が広がり、国債利回りは横ばいにとどまりました。日本は、感染再拡大による景気後退懸念などを背景に国債利回りは低下しました。

■各国で積極的な金融財政政策が続く中、ワクチン普及によって景気が回復に向かうとの見方などから、利回りが高めの資産やリスク性資産への資金流入傾向が続くと見込まれます。

(2021年1月15日)

印刷用PDFはこちら↓

主要な資産の利回り比較(2020年12月)米国財政政策期待などによりリスク選好の動き継続

関連マーケットレポート

2021年1月7日 投資環境の見通し

2020年12月10日 主要な資産の利回り比較(2020年11月)

三井住友DSアセットマネジメント株式会社
三井住友DS マーケット・レポート   三井住友DSアセットマネジメント株式会社
世界の経済やマーケットの動向や、マーケットで注目される旬なキーワードを運用のプロがわかりやすく、丁寧に説明します。
■当資料は、情報提供を目的として、三井住友DSアセットマネジメントが作成したものです。特定の投資信託、生命保険、株式、債券等の売買を推奨・勧誘するものではありません。
■当資料に基づいて取られた投資行動の結果については、当社は責任を負いません。
■当資料の内容は作成基準日現在のものであり、将来予告なく変更されることがあります。
■当資料に市場環境等についてのデータ・分析等が含まれる場合、それらは過去の実績及び将来の予想であり、今後の市場環境等を保証するものではありません。
■当資料は当社が信頼性が高いと判断した情報等に基づき作成しておりますが、その正確性・完全性を保証するものではありません。
■当資料にインデックス・統計資料等が記載される場合、それらの知的所有権その他の一切の権利は、その発行者および許諾者に帰属します。
■当資料に掲載されている写真がある場合、写真はイメージであり、本文とは関係ない場合があります。

三井住友DSアセットマネジメント株式会社
金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第399号
加入協会:一般社団法人投資信託協会、一般社団法人日本投資顧問業協会、一般社団法人第二種金融商品取引業協会

このページのトップへ