第1四半期に2倍超の増益となった3月決算銘柄は

7月下旬からスタートした3月決算企業の第1四半期決算発表も8月中旬に終わりとなりました。日本経済新聞社の集計では、円安や値上げの浸透、生成AI(人工知能)向けの需要増、業務の効率化による採算の改善などにより、この第1四半期の上場企業の純利益は前年同期比で10%近い増益となりました。そしてこうしたなかには大幅な増益となった銘柄もみられます。

そこで今回はTOPIX500採用の3月決算企業のなかから、第1四半期の営業利益が前年同期比で2倍超の大幅な増益となった銘柄をピックアップしてみました。例えばTDK(6762)は小型リチウムイオン電池がスマホ向けに伸びたことや、円安の効果もあり第1四半期の営業利益が前年同期比で2.2倍となっています。また、経費精算のクラウドサービス「楽楽精算」を手掛けるラクス(3923)もインボイス制度や改正電子帳簿保存法を追い風に顧客数が増え、クラウド事業が伸びたことなどにより、第1四半期の営業利益が前年同期比で2.3倍となっています。

 
第1四半期の営業利益が前年同期比で2倍超の増益となった主な3月決算銘柄はこちらからチェック