上期は増益ながら第2四半期が減益となった12月決算銘柄は

7月下旬からスタートした3月決算企業の第1四半期決算発表と並行して行われていたのが12月決算企業の上期決算発表で、それも8月中旬に終わりとなりました。その決算発表を振り返ってみると、円安や値上げ、堅調な需要動向などを追い風に増益となる企業が多くみられました。しかし、上期は増益となったものの第2四半期が減益に転じた銘柄もあります。

例えば江崎グリコ(2206)は第1四半期の営業利益が前年同期比で86.3%増となりましたが、第2四半期の営業利益がシステム障害による製品出荷停止の影響で61.7%減となったことから、上期の営業利益は9.7%増に止まっています。また、GMOインターネットグループ(9449)もキャッシュレス市場の拡大で決済事業が好調だったことなどで上期の営業利益は前年同期比で16.4%増となりましたが、第2四半期に営業利益が0.6%減となっています。

 
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