第2四半期が増益に転じたことで上期が増益となった12月決算銘柄は

7月下旬からスタートした3月決算企業の第1四半期決算発表と並行して行われていたのが12月決算企業の上期決算発表で、それも先週で終わりとなりました。その決算発表を振り返ってみると、円安や値上げ、堅調な需要動向などを追い風に増益となる企業が多くみられました。そしてそうした企業のなかには第2四半期が増益に転じたことで上期が増益となった銘柄もみられます。

例えばヒューリック(3003)は、販売用不動産の売却を先送りしたことで不動産事業が落ち込んだことなどにより1四半期の営業利益が前年同期比で30.5%減となりました。しかし、オフィスビルの賃貸需要が堅調だったことや、インバウンド(訪日外国人)の回復でホテル・旅館事業も伸びたことなどにより、第2四半期の営業利益が39.2%増と増益に転じたことから、上期の営業利益が3.4%増と増益を確保しています。

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