アムンディ・ヨーロッパ通信~ユーロ支持率は過去最高維持(中身の変化から見えること)
2018/11/22
<投資信託>
対照的な動き
EU(欧州連合)委員会は21日、ユーロ圏諸国民の統一通貨ユーロに対する意識調査である「フラッシュ・ユーロバロメータ」を発表しました(調査時期:10月15-16日)。統一通貨ユーロを「良い」とする回答割合は64%と、前年調査と同水準で過去最高を維持しました。最も上昇した国はイタリアとオーストリアで、共に前年比+12でした。双方ともEU懐疑派政権の国です。一方、ドイツは同-6、フランスは同-5と、マイナス幅のワン・ツーを占めました。双方とも中道政権で、中心国としてユーロ圏の統合強化を目指していますが、対照的な動きでした。なお、今回は初めて、全ての国で「良い」が「悪い」を上回りました。
統合と地域性の均衡点を模索
ユーロ圏は、域内の統合推進が理想とされ、おおむね支持されていると見られます。ただし、経済面一つとっても、所得格差が大きく(2017年の一人当たりGDPの最高国と最低国の倍率は6.7倍)、統合に対する各国の負担度合いが異なります。国際的な欧州のプレゼンスを長期的に高めるためにも、現在は統合と地域性の均衡点を模索する状況になっているのかもしれません。
アムンディ・マーケットレポートはこちら
アムンディ マーケット・レポート アムンディ・ジャパン株式会社
グローバル経済、金融政策、マーケットなどの動向、展望を、投資家の皆様に向けてタイムリーに分かりやすく解説します。本体であるアムンディ・パリからの経済、市場等の見通しも随時ご紹介します。
当資料は、アムンディ・ジャパン株式会社(以下、弊社)が投資家の皆さまに情報提供を行う目的で作成したものであり、投資勧誘を目的に作成されたものではありません。当資料は法令に基づく開示資料ではありません。当資料の作成にあたり、弊社は情報の正確性等について細心の注意を払っておりますが、その正確性、完全性を保証するものではありません。当資料に記載した弊社の見通し、予測、予想意見等(以下、見通し等)は、当資料作成日現在のものであり、今後予告なしに変更されることがあります。また当資料に記載した弊社の見通し等は将来の景気や株価等の動きを保証するものではありません。
アムンディ・ジャパン株式会社
金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第350号
加入協会:一般社団法人 投資信託協会/一般社団法人 日本投資顧問業協会/日本証券業協会/一般社団法人 第二種金融商品取引業協会
アムンディ・ジャパン株式会社
金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第350号
加入協会:一般社団法人 投資信託協会/一般社団法人 日本投資顧問業協会/日本証券業協会/一般社団法人 第二種金融商品取引業協会