アムンディ・ヨーロッパ通信~皇太子殿下が初のフランス公式訪問<日本とフランスの今昔物語>
2018/09/07
<投資信託>
助け助けられ育まれた友好関係
本日7日から15日にかけて、皇太子殿下がフランス(または仏)を初めて公式訪問されます。リヨンを皮切りに、サントネ、グルノーブル、パリ、ヴェルサイユと訪問されます。ご訪問に先立つ5日、東宮御所で行われた記者会見では、日本とフランスが、お互いに助け合ってきた歴史が垣間見えました。例えば、日仏修好通商条約締結3年前の1855年、フランスの養蚕業が疫病で大打撃を受けた際、日本から蚕と生糸が輸出され、復興に貢献しました。1872(明治5)年に設立された富岡製糸場は、フランス人技師の指導で建設され、工員への技術指導が日本の産業発展に大きく貢献しました。1960~70年代にフランスの牡蠣養殖が疫病に見舞われた時、三陸産の牡蠣が産業再興に貢献しました。逆に東日本大震災の時には、フランスから牡蠣養殖の資材が提供され、三陸の牡蠣養殖の復興に役立てられました。
より奥深い豊かな関係へ
皇太子殿下は記者会見の中で、日本のポップカルチャーがフランスで人気を博していることを、浮世絵が印象派に影響したことに絡め、興味を示されていました。ジャパン・エキスポが2000年からパリで開催され、日本のポップカルチャーが大々的に紹介されており、入場者数は20万人規模に上っています。こうした文化交流を通じ、日本とフランスは、より奥深い豊かな関係を育んでいくと確信されます。
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