アムンディ・ヨーロッパ通信~独り立ち年齢は「南東高、北西低」

2020/08/14 <>

 

一番早い国は18歳未満!

Eurostat(EU統計局)は、子が親元から独り立ちする年齢を調査して発表しました。2019年では、EU加盟27カ国の平均は26.2歳でした。2006年の同様な調査では26.8歳で若干早まったものの、変化は限定的でした。国別で見ると大きな差が認められました。最も早い国はスウェーデンで17.8歳でした。日本でいえば高校卒業と同時に独り立ちするイメージで驚きです。一方、遅い国はクロアチアで31.8歳でした。国別もさることながら、地域で差が鮮明となっており、北欧と西欧で早く、南欧と東欧で遅いという傾向も認められました。

所得水準の影響大きい

各国の成長性、所得水準、若年層の雇用環境など、経済面でどのような要因が影響しているのかを見てみました。最も影響が大きかったのは所得水準(ここでは1人当たり名目GDP)で、所得が高い国ほど独り立ち年齢が早い傾向が認められました。もっとも、地域差には文化や気質など数量化しにくい部分の影響も大きく、経済面で説明できるのはせいぜい全体の半分程度という結果でした。ちなみに、日本では、欧州との直接比較はできないものの、国立社会保障・人口問題研究所の2014年調査によると、20歳代後半が中心でした。

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