アムンディ・ヨーロッパ通信~思い切った景気対策へ(ユーログループ)
2020/03/19
<投資信託>
景気後退リスクの増大に対処
16日、ユーログループ(ユーロ圏財務相会合)がビデオ会議を実施しました。新型ウイルスの感染拡大の影響で、景気の落ち込みが避けられない情勢です。3月のZEW景況感指数は、過去の景気後退期相当へ急低下しました。欧州委員会によると、経済活動の停滞で欧州連合(EU)の経済成長率がマイナスに落ち込む可能性があるとしており、議長のセンテノ・ポルトガル財務相は、ユーロ圏各国を代表し、早期の景気回復を目指してどんなことでもすると表明しました。
GDP比1%以上
GDP比1%以上:5時間にわたる会議の中で、各国が表明した経済対策は、ユーロ圏の名目GDPの1%に上り、さらに上積みされる可能性もあります。金額としては約1200億ユーロ(約14兆円)以上となります。センテノ議長は、EUの財政規律である安定・成長協定(財政赤字対GDP比3%未満など)を一時的に停止すると表明しました。経済対策の内容は国ごとの事情によって異なりますが、企業の資金繰り支援として流動性供給、税制措置、信用保証付与など、雇用対策として失業給付、税納付の延期、有給休暇の拡充などが挙げられています。
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