FOMC、再度緊急利下げ

2020/03/16
  1. FF金利誘導水準は1.0ポイント引き下げの0-0.25%と、4年3ヵ月ぶりに過去最低に並びました。
  2. 量的金融緩和の再開が決定されました。向こう数ヵ月で最低7000億ドル、債券保有残高を増加させます。
  3. 経済活動抑制の影響は今後避けられませんが、中長期的に景気刺激効果は顕在化すると考えます。

非常事態宣言に迅速に対応

15日、今月2回目の緊急FOMC(米連邦公開市場委員会)が開かれ、政策金利のFF金利誘導水準が1.0ポイント引き下げられ、0-0.25%となりました。2015年12月以来、4年3ヵ月ぶりに過去最低に並びました。13日に、トランプ大統領が国家非常事態を宣言したことに対して、金融当局が迅速に対応しました。

同時に、量的金融緩和の再開が表明されました。向こう数ヵ月間で最低7000億ドル、うち国債を5000億ドル、MBS(モーゲージ担保証券)を2000億ドル、保有残高を積み上げます。金融当局は、これまで短期国債やレポの残高を積み上げ、景気減速に対応してきましたが、中長期債券を購入対象にすることで、2014年で終了した、本格的な量的金融緩和が再び始められます。FOMCは声明文で、状況に応じてあらゆる手段を講じていくとしており、迅速な対応ができるように市場を注視するとしています。

相次ぐ緊急措置の経済効果に注目

緊急利下げを受けた市場の反応ですが、本日の日本株市場では日経平均株価が底堅く推移しています。日銀が臨時の金融政策決定会合を開くと発表したこともあり、13日終値(17,431.05円)近辺でもみ合いの様相です。また、ドル・円相場は、前週末のNY市場での1ドル107円台後半に対して107円前後と、やや円高・ドル安となっています。

世界的に経済活動が抑制されたこともあり、少なくとも1-3月期、もしくは年前半の景気の落ち込みは避けられない情勢です。現在、各国で表明されている金融、財政両面での緊急措置は、むしろ、その後に景気刺激効果として顕在化してくると考えられます。元々、世界経済は、昨年末近くになって回復の兆しが出てきていたこともあり、少しでも状況に改善の兆しが出れば、景気が大きく好転する可能性があります。市場は、これまでの混乱で、かなり極端な水準まで変動していることもあり、戻りもその分速いことが考えられます。

アムンディ・マーケットレポートはこちら

http://www.amundi.co.jp/report/list.html

アムンディ・ジャパン株式会社
アムンディ マーケット・レポート   アムンディ・ジャパン株式会社
グローバル経済、金融政策、マーケットなどの動向、展望を、投資家の皆様に向けてタイムリーに分かりやすく解説します。本体であるアムンディ・パリからの経済、市場等の見通しも随時ご紹介します。
当資料は、アムンディ・ジャパン株式会社(以下、弊社)が投資家の皆さまに情報提供を行う目的で作成したものであり、投資勧誘を目的に作成されたものではありません。当資料は法令に基づく開示資料ではありません。当資料の作成にあたり、弊社は情報の正確性等について細心の注意を払っておりますが、その正確性、完全性を保証するものではありません。当資料に記載した弊社の見通し、予測、予想意見等(以下、見通し等)は、当資料作成日現在のものであり、今後予告なしに変更されることがあります。また当資料に記載した弊社の見通し等は将来の景気や株価等の動きを保証するものではありません。

アムンディ・ジャパン株式会社
金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第350号
加入協会:一般社団法人 投資信託協会/一般社団法人 日本投資顧問業協会/日本証券業協会/一般社団法人 第二種金融商品取引業協会