アムンディ・ヨーロッパ通信~ユーロ支持率は過去最高を更新(Eurobarometerより)

2019/12/13 <>

 

底上げ進む

EU(欧州連合)委員会は11月29日、ユーロ圏諸国民の統一通貨ユーロに対する意識調査「フラッシュ・ユーロバロメータ」を発表しました(調査期間:10月14-18日)。ユーロを自国にとって「良い」とする回答割合は65%と、前年調査から1ポイント増加し、過去最高を更新しました。「良い」が50%を割り込んだのは1国のみで、前年の2国から減少しました。しかも、下位2国の「良い」が前年比+7、+8と大幅に増加し、ユーロ支持の底上げが着実に進んでいる様子も見られました。

ユーロ支持をさらに高めるには

統一通貨導入のメリットとして、欧州のような大小さまざまな国が並立し、陸上で日常的に行き来が行われる地域では、通貨が同一であることで、両替等の煩雑さとコストを回避できることが挙げられます。一方、経済力が強い国に有利という面もあり、財政統合などの経済格差を縮小させる検討が進められています。今後は、生活面でのメリットに加え、ある程度の豊かさの平準化が、ユーロの支持をさらに高める方策と考えられます。

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