アムンディ・ヨーロッパ通信~英国総選挙、直前プレビュー

2019/12/06 <>

 

早々にEU離脱決定も

12月12日、英国で総選挙が実施されます。最大の焦点はやはり、欧州連合(EU)からの離脱でしょう。12月に入ってから発表された世論調査によると、政党支持率は保守党が40%台前半、労働党が30%台前半となっています。保守党支持率と労働党との差から推測すると、保守党は過半数(326議席)にとどまらず、350議席超をうかがう勢いです。保守党の候補者は、全員がEU離脱協定案に賛成することを誓約しており、保守党が過半数を制して勝利となれば、EU離脱協定案は早々に議会で承認されると見込まれます。

市場の本当の評価はこれから

市場は、現在までの選挙戦の情勢から保守党の勝利を半ば織り込んでいると見られます。その動きが顕著なのは英ポンド相場です。足元では1英ポンド=1.3米ドルを超え、堅調に推移しています。一方、株価は今年の春以降もみ合っています。政治リスクの軽減以前に、EU離脱が英国にとってプラスかマイナスか、依然として不透明なことが重しになっていると見られます。かなり割安に据え置かれている面もあるため、早くその答えが見えてくることが待たれます。

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