アムンディ・ヨーロッパ通信~欧州の「小さな国」~ローマ教皇来日に寄せて

2019/11/29 <>

 

教皇来日は38年ぶり

11月23~26日、第266代ローマ教皇フランシスコが来日しました。第264代教皇ヨハネ・パウロ二世以来、38年ぶりの来日でした。教皇フランシスコは、「すべてのいのちを守るため」をテーマに、被爆地である広島、長崎で核兵器の廃絶を訴えたほか、東日本大震災の被災者との面談、東京ドームでの大規模なミサなど、82歳という年齢を感じさせず、精力的に活動していたことが印象的でした。

豊かな国が多い

ローマ教皇はバチカン市国の元首でもあります。同国は、誰もが知る世界最小の国で、面積は0.44㎢と、皇居(1.15㎢)の半分もありません。国土全体が世界遺産となっています。面積が小さい国は、島嶼国は世界に散見されますが、欧州では内陸にも目立ちます。多くは貴族の領地でした。欧州大陸は、中世から頻繁に戦乱にさらされ、領土や政治体制が長らく不安定であったことから、これらの国は大国の狭間で従属と独立を繰り返しながら生き残ってきました。欧州の「小さな国」は、現在はタックスヘイブン(租税回避地)として富裕層の資産を集め運用する金融業や観光業が主な成長の源泉で、概して豊かです。

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