アムンディ・ヨーロッパ通信~環境先進の欧州でもCO2削減へ正念場

2019/09/27

大規模財政措置

メルケル・ドイツ連立政権は20日、気候変動への対策として、今後4年間で約540億ユーロ支出すると発表しました。ドイツは2030年までにCO2(二酸化炭素)排出量を1990年対比55%削減を目指しています。2018年時点では同28.5%削減と、目標を約10%下回るペースです。好景気も背景にあったと思われますが、目標に対する遅れが目立っていました。支出の財源はCO2の排出権収入を見込んでいます。

道のりは平坦ではないが・・・

ドイツ以外の主な国のCO2削減状況(1990年対比、2018年)は、フランスが18.1%、イギリスが34.0%となっています。フランスは2030年までに40%削減、イギリスは2050年までに80%削減が目標となっており、2018年時点でフランスは10%程度、イギリスは3%程度、目標下回るペースです。フランスでは、2019年の炭素税引き上げを見送るなど、その時の経済・社会情勢が政策推進に影響する場合もあり、CO2削減への道のりは平坦ではありません。しかし、世界全体ではまだCO2排出量が増えると見込まれている中、環境先進の欧州でもCO2削減は正念場になっています。

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