アムンディ・ヨーロッパ通信~スペイン、仕切り直し選挙へ~政権の行方は?

2019/09/20

主張噛み合わず

サンチェス・スペイン首相は17日、4月に実施された総選挙後の組閣協議が不調に終わったとして、11月10日に再選挙が実施される見通しと述べました。社会労働党(中道左派)は、4月の総選挙で123議席を獲得し、第一党となったものの、過半数(176議席)に届かず、左派政党ポデモスなどと連立協議を進めていました。しかし、政策面で主張が噛み合わず、23日の組閣期限を前に、国王フェリペ6世が首相候補を指名しないと表明し、再選挙の運びとなった次第です。

政権をめぐる混乱はまだ続く?

現時点の主な政党の支持率を見ると、社会労働党の支持率が上昇しており、再選挙では議席を増やすと予想されます。しかし、議席は130~140程度と、過半数には届かない可能性が高く、再び連立協議を迫られそうです。緊縮財政に反対するポデモスとは、親EUで健全財政を目指す社会労働党と、やはり合いそうもありません。左派系の地域政党も自治拡大などの要求を強める可能性が高く、連携できるかどうかは不透明です。いずれにしても、再選挙をもってしても、政治の混乱が収束するのは困難と思われます。

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